先日紹介したToDoアプリ『Any.DO』のチームがリリースしたカレンダーアプリ『Cal』。実際に触ってみると、美しさだけでなく、とても良くできたアプリのよう。あらためてレビューします。
最近はメニューコマンドを選択して実行するアプリが少なく、表示されているオブジェクトを直接操作するアプリが増えています。「スワイプでページをめくる操作」がわかりやすい例です。また、多くの待ち行列を作って話題になった『Mailbox』(「なぜ『Mailbox』に75万ユーザーの大行列ができているのか」)もユーザーインタフェースが特徴的でした。
コマンド型であれば、メニューから必要なものを選択して実行するので、何が起こるか想像できました。しかし、タッチ操作を前提としたユーザーインタフェースは触ってみないと何が起こるかわからないデメリットがあります。しかし、ひとたび使い方を覚えてしまえば、よりスムーズに操作ができます。
今回紹介する『Cal』も、そんなタッチ操作のカレンダーアプリ。操作感が良いだけでなく、美しさも備えています。
無料で使えて、標準アプリと同期。乗り換えOK
『Cal』は、App Storeから無償でダウンロードできます。標準のカレンダーアプリのデータを使うので、Calの為に二重管理する必要はありません。
アプリを起動すると、1週間分のカレンダーが表示され、その下に予定が一覧表示されます。
カレンダーを下にドラッグすると、情報量が増え、1カ月分のカレンダーが表示されます。
日付をタップすると、その日の予定が表示されます。カレンダーを上にドラッグするか、一覧表示されている予定をタップすると、1週間分のカレンダーに戻ります。前後の週や前後の月に表示を切り替える場合は、カレンダーを左右にスワイプします。
操作方法を覚えるまでは少々時間がかかりますが、慣れれば、動きを覚えるだけで予定が確認できますし、気持ちのいいアニメーションがタイミングよく付くので、操作もテンポよくできるのが特徴です。
背景画像が選べる。ますます「カレンダー」っぽい
特徴は、これだけではありません。
カレンダーの背景には素敵な写真を表示でき、彩りを加えられます。この写真は、アート、ファッション、フード、風景、動物、デザイン、クルマ、アニメーション、イラストから選択できます。私は、クルマが好きなのでクルマを選択しています。他、Facebookのアカウントでログインすると、友達の誕生日がカレンダーに表示されます。よくあるのは、「○○さんの誕生日」といった感じで、文字だけですがプロフィール画像も一緒に表示するため、わかりやすいです。
また、Any.DOと連携して、タスクリストをカレンダーに表示する機能もあります。使っている方は試してみると良いかもしれません。
美しいだけではない『Cal』は、無償で配布されているのが不思議なくらいよく出来ています。iOS標準のカレンダーアプリを使っていれば、すぐに移行して使い始めることができるので、気になる方はお試しください。
Cal|App Store
関連記事:「Any.DO」チームの新カレンダーアプリ『Cal』、ついに公開
(傍島康雄)