仕事を進める指標になるのが「データ」。いかに集めるか、いかに扱うかなど、あらゆる場面でその運用と活用が求められます。
国内外のイノベーションを様々な切り口で紹介するウェブメディア『Mugendai(無限大)』に掲載されたデータ・マーケティングをテーマにした鼎談に、データ運用についてハッとするひと言があったので紹介します。「インターネットの黎明期からネット広告の普及、理論化、体系化に取り組んできた」という、株式会社デジタルインテリジェンス代表取締役である横山隆治氏の発言です。
横山 実は、ここ最近気になっているのが、「誰でも、都合のよいデータを見たがる」という傾向です。今、日本ではデータ解析をするデータ・カタリストから、必要とするデータを「プル」の形で取ってきた人が、データを自分の解釈したい方向に持っていくケースが多く見られます。しかし、それではダメで、データを所有する側、つまり企業が自社の社員のために全データを常に提供し続ける「プッシュ」の状態をつくりなさい、と言っているけれど、なかなかそうはなりません。この点、今の日本はまだ過渡期です。
また、横山氏は「データをオープンに共有することで、恣意的にデータを使用することが避けられると思っており、誰でもデータにアクセスできる形になるのがビッグデータ活用の最終形」とも話しています。
その他、データマーケティングに関するヒントが見つかりそうな鼎談は、下記リンクより全文を読むことができます。
スペシャル鼎談―ウェルズ・ファーゴ銀行のデータ・マーケティングに学ぶビッグデータ活用(前編)/ (後編)| Mugendai(無限大)
(ライフハッカー[日本版]編集部)
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