成功した人の足跡をたどっているだけでは成功は約束されませんが、自分の戦略を考える際には良質なアウトラインとして参考にすることはできます。
アメリカのロックバンド「The Grateful Dead(グレイトフル・デッド )」のギター&ボーカルを担当していたJerry Garciaは、彼のバンドがどのように仕事と向き合っていたのかについてバイオグラフィーの中で語っています。あなたの人生の役に立つ考え方があるかも知れないので、ぜひ一読してみてください。
- 最も大切なことは音楽を奏でること、そして音楽を作ることである。それ以外のことは最優先事項ではない。
- 仕事とは家族のように接するべきである。より大きなコミュニティーを囲い込み、サポートし、共有することが重要。
- 自分が生きたいと思う人生を生きるのに、最も大切なものはお金ではない。経済環境は自分で構築することができる。
- 変わり者でいると落とし穴に遭遇することもあるが、それぞれにはそれぞれの領域がある。危険性そして指をさされる対象でいることは、変わり者でいることに対する代償だと思えばさほど大した障害ではない。
- 可能である場合は常に限界まで挑戦する。
音楽業界に向けられた言動ではありますが、それでも全ての仕事に通じる部分がたくさんあるかと思います。創造性はどんな仕事にもあり、努力をすればそれを実際に役立てることができるはずです。
簡単に言ってしまうと、The Grateful Deadのアプローチは単純に仕事に集中し、そして他人を大切にし、お金よりも幸せを重視し、過去の成功にあぐらをかかない、というだけのものです。これらのアプローチを大切にするだけでもかなり理想的な人生に近づけそうです。
The Grateful Dead School of Business | The 99u
Adam Dachis (原文/訳:まいるす・ゑびす)
Photo by Joan Sorolla.