Facebookに友達が投稿した写真にうつっている自分を見て、ちょっとがっかりしたことはありませんか? SNSで「顔出し」することが一般的になってきた今の時代、男性も自分の"顔"に向き合う機会が多くなってきているのではないかと思います。
人間関係においては、初対面の第一印象はその人のイメージとして固定化してなかなか変えられないそうです。いまでは多くの場合、個人名をウェブ検索すればFacebookのアカウントが出て、プロフィール写真を見ることができます。つまりそれは、ウェブ上のプロフィール写真がそのままあなたの第一印象になることもあるということ。
逆に考えれば、印象良くうつった写真はあなたの強力な武器になります。それは仕事や恋愛がうまくいく強力な"セルフ・ブランディング"のツールとなるのです。
では、印象の良いプロフィール写真を撮るためには、どうしたらいいのでしょうか?
餅は餅屋、ということで、たくさんの人物写真を撮影してきたプロカメラマンにそのコツを聞いてきました。今回お話を聞いたのはカメラマンの木原基行氏。人物のポートレイト写真や風景写真を中心にプロカメラマンとして活動するほか、プライベートでもさまざまな職業の人物を撮影することをライフワークとしています。
質感:ベストな「光」のある場所を探す
木原氏によれば、最も重要なのは「光」なのだそうです。「逆光や暗さを気にする人が多いかもしれませんが、実はそれ自体は大きな問題ではありません。重要なのは、陰影。光の明暗差の付け方によって"写真うつり"は大きく変わります」と木原氏。
光が真正面から当たると陰影が出ず、顔全体がのっぺりした印象になるのでNGだそう。効果的にサイドから光を当てるためにプロのスタジオ撮影ではストロボサイド光などを駆使しますが、これを家の中で簡単に再現できるのが「窓のそばで撮ること」なのだとか。
「ちょっと曇った天気の日中に、窓に対して横向きの角度で撮影するのがおすすめです。その際、家の中は照明を消してください。背景はボヤけたほうが人物の輪郭がはっきりするので、できれば背中側は壁から遠いほうがいいと思います」。
窓に顔を近づけるほど陰影が濃くなり、力強い印象に。逆に窓から顔を離すほど陰影が柔らかくなって、優しい印象になるそうです。また、窓の方に顔を向けるほど光の当たる面積が大きくなって、ハイライトが強くなるので、こちらもお好みで調整してみてください。調整の際にはスマホのインカメラモードで自分を見ながら確認するのも手です。
▲(左)蛍光灯で明るい室内で壁を背にして撮影するよりも、(右)照明を消して窓のそばで撮影してみよう。 ▲撮影場所を変えるだけで、人物に立体感が出て、印象がかなり変わりました。また、屋外の場合には「よく晴れている日の木陰」なども絶好のシチュエーションだとか。「晴れた日に、顔にムラなく影がかかるような場所に立って撮影すると、周囲の光がうまく作用して、プロが白い透過のレフ板を使うのと同じ光の効果を狙えます」。
表情:家族やパートナーに撮影してもらう
写真にうつるときに特定の"キメ顔"がある人もいるかと思いますが、いざ写真に撮ってみると、表情が一定のまま変わらないのは意外と退屈な印象を与えるものです。最も印象が良いのは、やはり自然な表情。写真に撮られていることを意識していない表情が一番魅力的ですが、これがなかなか難易度が高い。そこで木原氏は「なるべく親しい家族や友人、パートナーなどにシャッターを押してもらうこと」を提案しています。
「表情という点で言えば、親が撮る我が子の写真に勝るものはありません。同様に大人でも、カメラの後ろにいるのが親しい人であればあるほどリラックスした自然な表情ができます」。
セルフタイマー等を使った自撮りのほうが気分的には手軽ではありますが、ここはひとつ家族やパートナーに頼んで、雑談でもしながらシャッターを押してもらいましょう。ひとりの時には出ない魅力的でナチュラルな表情が撮影できるはずです。
演出:目にアイキャッチの輝きを
さらに欲張って演出を加えるとしたら、目の中に光を入れることで表情をいきいきと輝かせる「アイキャッチ」を使ってみましょう。といっても光を目に当てるというわけではなく、視線の方向に何か白いものを配置しておくだけなので簡単です。
「白っぽいものなら何でも大丈夫なので、たとえば"顔の下に本を広げている"なんてシチュエーションでもOKです。目の中に本の白いページがうつって光が入ったように見えますし、下からレフ板をあてるのと同じ効果を得られるので、肌もきれいに見えて一石二鳥です」。
▲(左)なにもせずに撮ったもの。(右)顔の下に本を広げて撮ったもの。目の中に光が入り、いきいきした印象に。ベストなシチュエーションはこれ
以上の条件から、手軽に"印象の良い自分の写真"を撮るのに絶好のシチュエーションをまとめると...
- 曇った日なら照明を消した室内の窓のそばで撮る
- 晴れた日なら屋外の影になっているところで撮る
- 顔の下に本などの白いものを広げる
- シャッターは親しい人に押してもらう
ということになりそうです。
▲窓のそばで本を広げ、自然な表情で撮影するだけで、格段に印象の良い写真うつりが実現。撮影テクニックではどうにもならないことも
ただしここまでご紹介したのは、あくまでも撮影上のテクニック。被写体としての自分の素材そのものが向上するわけではありません。いくら最高の写真うつりを実現しても、実際に会ったらちょっとがっかりした...と思われるようでは、少し悲しいものです。
光をうまく使った写真で一番効果的にごまかせる(?)のは、肌の質感。同時にリアルで会ったときに最もごまかせないのも、肌なのです。
カネボウ化粧品美容研究所の調べによると、男性の肌の悩みで最も多いのは「乾燥」だそう。男性の肌は皮脂の分泌が女性よりも多いので、保湿ケアは見過ごされがちでしたが、実は男性の肌は女性よりも水分蒸散量が多く乾燥しやすいのだそうです。日々のシェービングによる肌ダメージも加わり、男性の肌は過酷な環境にさらされています。
仕事でも恋愛でも実際に会ったときに好感度が高いのは、健康でみずみずしく、清潔感のある肌。そしてそれを保つために必要なのは、保湿スキンケアです。でも毎日忙しく働き、肌の手入れをする習慣もない男性にとって、面倒なスキンケアを突然始めることはハードルが高いのも事実。
シンプルで効率性重視のスキンケア「リサージ メン」
カネボウ化粧品の「リサージ メン」は、そんな男性のライフスタイルを考えて作られた、どこまでもシンプルで効率性重視の、男性向けの保湿スキンケアアイテムです。
必要なのは、洗って剃れる洗顔料「リサージ メン フォーミングソープ」と、保湿ジェル「リサージ メン スキンメインテナイザー」の2つだけ。
「フォーミングソープ」は泡タイプなので手間をかけずに余分な皮脂や汚れを落とすことができて、シェービングフォームとしても使えます。
▲フォーミングソープはポンプ2回押し分程度が1回の使用量の目安。また「スキンメインテナイザー」も、片手のワンアクションで使えるハンドル型のトリガータイプで、化粧水と乳液の充実感を1本で兼ね備えているという機能性の高さ。
▲スキンメインテナイザーの1回の使用量の目安はハンドルを2回引いた程度(約2mL)。アートディレクターの佐藤可士和氏がデザインを手がけた個性的でシンプルなボトルは、さまざまなテイストのインテリアにマッチして、どんな男性の部屋に置いてあってもしっくり馴染みます。100%天然精油による香りは、香水のようにトップ~ミドル~ラストと変化していく本格派。
肌がカサカサしたときに、ちょっと後ろめたさを感じながらパートナーの女性用スキンケアを拝借していた...という男性でも、自分専用のスタイリッシュなアイテムがあれば毎日でも心置きなく気持よく使えるはずです。
肌を毎日ケアしておけば、写真うつりにもっと自信が持てることで、どんなときでもレンズの前でリラックスした表情ができるはず。いきいきした表情の写真は、何よりも強力なあなたの自己紹介ツールになってくれるでしょう。「リサージ メン」をそのきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
(Ⅰみずみずしいしっとりタイプ/Ⅱコクのあるしっとりタイプ)
各130mL・3240円(税込)
レフィル2種 各130mL・3024円(税込)
◆リサージ メン フォーミングソープ150mL・2160円(税込)
レフィル 150mL・1944円(税込)
リサージ メン・オフィシャルサイト|カネボウ化粧品
(文・写真/ライフハッカー[日本版]編集部)
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