ノートPCを使うときでもマウスが欠かせないという人、このマウスは要チェックです。
今回ご紹介するエレコムの『CAPCLIP PRO』は、筆者が出先で作業するときに愛用しているマウス。
トラックボール派を自認している私が、なぜこのマウスを使っているのか、その理由を述べつつレビューしてみたいと思います。
ボディがキャップになるギミック
結論から最初に書くと、『CAPCLIP PRO』はモバイルマウスとしての完成度が極めて高いデバイスに仕上がっています。
上の画像で見てのとおり、これほどコンパクトに変形できるというのは、ほかにはない特長でしょう。
その変形機構は、実にシンプルなものです。
真ん中から分割可能になっていて、使用時にはボディになっているパーツが、収納時にはキャップになるという仕組み。
収納時のサイズは、長さ約6.3✕幅約4.4✕高さ約3.4cmとかなり小さくなります。
使い勝手も上々
世の中にコンパクトさを売りにしたアイテムはいくつもありますが、その大半は実用性を犠牲にしていますね。
ただし『CAPCLIP PRO』には、その評価は当たりません。
あくまで個人的な感想ですが、小さいマウスをチマチマ使う様子を想像しているなら、おそらくその期待はいい意味で裏切られるでしょう。
使用時の長さは、約10.2cm。実は一般的なマウスと比べて、特に小さいということはないんですね。
上の画像を見れば、上手くデザインされているのがおわかりだと思います。
静音ボタン、チルト機構付きホイール搭載
カチカチ音がしない静音ボタンは、静かな場所で作業するときでも周囲に気兼ねなく使えるし、とても助かるもの。
もちろんセンターホイールの回転も、静音仕様になっています。
ただし、ホイールを押し込むセンターボタン、横スクロール用のチルトボタンはクリック音がします。これらのボタンを多用する人は、ご注意を。
ポケットにはさんでおけるクリップ付き
『CAPCLIP PRO』のもう1つユニークなポイントは、クリップがついているところ。
シャツの胸ポケットや、バッグのインナーポケットなどに気軽に止めておけます。
厚みがあるので、それなりにボッコリしてしまうのは仕方がないところですが、一般的なマウスを持ち運ぶのに比べれば、はるかにスマートな印象です。
クリップに付けられている細長いスライダーも、『CAPCLIP PRO』の高い実用性を裏付けるパーツ。
カフェのゴツゴツした木製テーブルなどで使うときでも、特に問題なく滑ってくれます。
一般的なマウスより横幅がやや短いのは、唯一の弱点だと言えますが、慣れてしまえば気にならないレベル。
青色光学センサーの読み取り精度も、大きな不満を感じることはありませんよ。
満充電で約1カ月もつ充電池
満充電しておけば、約1カ月持ってくれる充電池を内蔵しているので、頻繁に充電する煩わしさもありません。
いざという時に備えて、micro-USBケーブルをバッグに忍ばせておけば、万が一の充電切れでもノートPCから充電可能。
まあそもそも、マウスがなければタッチパッドで操作してもいいですし、電池切れに神経を使う必要もないですね。
メイン用途にも使える実力
最初に書いたとおり、私はトラックボール派ということもあり、『CAPCLIP PRO』は外出時にしか使っていません。
でも、めったに使わないのが惜しいと感じるくらい、よく出来たマウスなのは間違いないところ。
これ1個で普段使いまでカバーできる実力を持っています。気になる人は、ぜひ試してみてほしいと思います。
田中宏和
四国のとある中核市で一般会社員として勤めつつ、副業でウェブライターやってます。話すより書くほうが気楽な性分なので、たいてい何かを書いています。 Twitterアカウント:@hirotana_jp
Source: エレコム, Amazon.co.jp