お店で新品のタイヤを購入、新しいゴムのにおいを空に向かって解き放ちながら安全快適ドライビングのはずが、どうもブレーキの効きがいまいち、コーナーリングが、加速が思ったほど、と思ったことのある方いらっしゃいませんか?
食べ物の賞味期限がどーのこーので日本列島はこのところ大騒ぎですが、実は新品のタイヤにも同じような話が当てはまるらしいのです。
新品のタイヤでも何年も倉庫に置かれていたタイヤの場合、ゴムが劣化している可能性があります。ゴムが劣化していれば当然安全性も低下してしまうわけで。これはなんとも恐ろしいお話!とは言え、古い新品タイヤ(変な日本語ですが...)を買わないようにする対策としてタイヤがいつ製造されたのかを確認する方法もちゃんとありますのでご安心を。
ブログ「Wise Bread」のポール・ミシェルさんによると:
タイヤの製造年月日はタイヤID番号(要するにシリアル番号)を見れば簡単に確認できます。車のID番号(VIN)や他の製品のシリアル番号(通常はその個体の番号)と違って、タイヤID番号はタイヤが製造された週と年度を記録したバッチコードとなっています。
気になるバッチコードの読み取り方は下記の通り:
例えば、
LMLR5107となっている場合、
最後の4桁の数値を見ます。
上記の例の場合は5107。
これは2007年度の51週目に製造されたことを示します。
タイヤはもともと10年以上保存されることを前提としないため、年度数の部分は1990年代なのか2000年代なのかを見極める共通の方法はないそうなのですが、例えば、昨日買ったタイヤのバッチコードが○○○○4808となっていたら、それは10年前に製造されたタイヤだと言えます。
多くの国では古いタイヤを売ることに対して規制をかけていますがアメリカではそのような規制はありません。(日本でも同じようなケースがあるようです)。
ゴムの劣化は目では判断しにくいですが、確実に年月と共に乾燥しており、これはひび割れなどの原因となります。安全なロードライフのためにも今一度ご確認をされてはいかがでしょうか? タイヤ交換を考えている方はぜひ参考にしてみて下さい!
Are your new tires really 6-year old ticking time-bombs? [Wise Bread]
Jason Fitzpatrick(原文/まいるす・ゑびす)
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