おはよう 関東甲信越
- 2023年11月10日
“ちょい干し”野菜でうまみたっぷり!香り芳じゅん!絶品レシピ
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天日干しをして作る干し野菜。
水分が抜けることで、味がギュッと凝縮しておいしくなります。
今回は、半日だけ日に当てる“ちょい干し”をご紹介。半日干すだけで、味も香りも変わるんです。あらゆる野菜を干して調理に生かす干し野菜研究家、澤井香予さんが伝授します。旬の根菜類ときのこを、ちょい干し!
干し野菜研究家 澤井香予さんおすすめ“ちょい干し野菜”
干し野菜の魅力にひかれ、これまでに70種類ほどの野菜や果物を干してきたという澤井香予さん。初心者でも簡単に挑戦できる“ちょい干し”野菜を使って、うまみたっぷりの絶品レシピを教えていただきます。
“ちょい干し”は、味や香りがランクアップする上に、火の通りが早く、調理時間が短くなります。完全には乾燥していないので、もちろん水で戻す手間もいりません。
今回“ちょい干し”する、澤井さんおすすめの野菜は、旬の根菜類ときのこ!
午前10時ごろから干し始めてよく日に当て、湿度が高くなってくる夕方4時ごろに干し終えます。
甘味もアップ!にんじん・れんこん・ごぼうの“ちょい干し”
れんこんは、皮が少し残っていた方がおいしく感じると思います。穴が開いていて乾燥しやすいので、大きめでOK。
水分が抜けて、小さくなりました。干したにんじんをいただいてみると…ものすごく甘いんです!こんなに甘くなるなんてびっくりしました。
“ちょい干し根菜”でうまみたっぷりスープ
“ちょい干し”した根菜類を使って作るのは、これからの季節にぴったりの簡単スープです。
【ちょい干し野菜とベーコンのスープ】
<材料>
・ちょい干し根菜(にんじん・れんこん・ごぼう) 適量
・ベーコン 100グラム
・水 800ml
・塩 小さじ1/2
<作り方>
水に野菜、ベーコン、塩を加え、10分程煮れば完成
火が通るまで時間がかかる根菜ですが、ちょい干しをしてから煮ると、約半分の時間で火が通りますよ。
ベーコンと塩だけで、こんなにおいしくなるんですね!しっかりとした味わいで、野菜のだしがよく出ていますね。
きのこの “ちょい干し” は芳じゅんな香り
しめじのちょい干しを触ってみると、少し乾燥している程度で、弾力はしっかり残っています。
何より香りの変化に驚きました。魚介のような香りがするんですよ、不思議~!
そうなんです。それが干し野菜のおもしろいところなんですね。香りが芳じゅん!うまみも凝縮されるんですよ。
エリンギは、しいたけより乾燥しやすいので、少し厚めで切るのがよいでしょう。
“ちょい干しきのこ”はオイルと相性抜群!
“ちょい干し”したきのこで作るのはオイルソテー。常備菜にもなる1品です。
【ちょい干しきのこのオイルソテー】
<材料>
・ちょい干しキノコ(しめじ・エリンギ・しいたけ) 適量
・オリーブオイル 120ml
・しょうゆ 大さじ2
<作り方>
フライパンにオリーブオイル、しょうゆ、ちょい干しきのこを入れて、中火に2~3分かければ完成
オイルは、きのこのうまみをたっぷり含んでいます。これは、常備菜のようにして使うことをおすすめします。パスタ、豆腐、肉など、どんな食材もおいしくしてくれると思いますよ。
ごはんにかけると、口に入れた瞬間から、おいしい!
それに、香りと食感がいいですね。箸が止まりません!