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  • 2024年12月20日

サンタクロースの国で愛されるクリスマス料理レシピ フィンランド人料理研究家ヨハンナさん

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サンタクロースの国フィンランドで食べられているクリスマス料理を知っていますか?
今回は、寒~い日に体も心も温まるフィンランド流クリスマスレシピをご紹介します。

フィンランド出身の料理研究家 ヨハンナ・ノウシアイネンさん

教えてくれるのは、フィンランド出身の料理研究家のヨハンナ・ノウシアイネンさん。
シナモンなどのスパイスを使った、本格的なフィンランド料理の教室を開いています。
今回は、故郷の味フィンランドのクリスマス料理を披露してくれました。

サンタクロースと小人たち
マウリ・クンナス作 稲垣美晴(いながきみはる) 訳 偕成社 

フィンランドの作家が描いた絵本を覗いてみると、サンタクロースと小人たちが食べているのが、「ミルクがゆ」。
お米をたっぷりのミルクで煮たおかゆは、栄養満点。
寒い中、仕事をするサンタさんの大好物だそうです。

ヨハンナさん

フィンランド人は、朝ご飯に甘いおかゆを食べますが、オートミールや麦などが基本。
お米はフィンランドでは貴重な食材だったため、クリスマスの日は特別にお米で作ったおかゆを食べるのが習慣になったと言われています。

フィンランド流ミルクがゆ

<材料>(2~3人分)
バター …20g
無洗米 …200g(1合)
水 …200ml
牛乳 …1ℓ
塩 …少々
シナモンシュガー …適量

<作り方>
(1)鍋にバタ―を入れ、中火で溶かしたら米を加え、半透明になるまで炒める。
(2)水を加え、とろみがでるまで混ぜる。
(3)牛乳を3回に分けて加えながら、20分間混ぜ続ける。
(4)火を止めて塩を加える。
(5)シナモンシュガーをたっぷりかけていただく。

実はおかゆに、アーモンド1粒を入れるんです。アーモンドに当たった人は1年間ラッキーという感じ。
ちょっとした占いなんですよ。

上村
リポーター

それは楽しいですね。そして、甘いおかゆは、おいしいんですね。
シナモンの香りが効いていてデザートのようです。

フィンランド流のクリスマス メイン料理はローストポーク

塩漬けの豚肉がフィンランドではよく売られているので、クリスマスといえばチキンでなはなくて、ポークなんです。
スパイスを使って香り豊かに仕上げるのが、フィンランド流ですよ。

<材料>(4人分)
豚ロース塊肉 …1キロ
塩 …小さじ1
砂糖 …小さじ1/4
白こしょう …ひとつまみ
マスタード …適量
パン粉 …適量
クローブ …適量
<ソースの材料>
豚肉の煮汁 …200ml
生クリーム …50ml
プルーンピューレ …大さじ2
マスタード …大さじ3/4
小麦粉 …大さじ1
黒こしょう …適量

<作り方>
(1)豚肉の塊を切り開く。
(2)塩、砂糖、こしょうで味をつけ、1時間~ひと晩ねかす。
(3)糸でしばり丸く形を整える。
(4)湯煎用の袋に入れて、1時間湯煎をする。
(5)湯煎した豚肉の周りにマスタードを塗り、パン粉をまぶす。
(6)230度のオーブンで10分焼き焼き目をつける。
(7)ソースの材料を鍋に入れて熱し、最後に小麦粉を加えてとろみを出す。

クローブの香りがいいですね、中までしっとりしていて本当においしいです。

このローストポークの香りをかぐと、クリスマスが来たんだなと思うんです。 日本にある食材でつくれますから、是非試してみてください!
皆さん、すてきなクリスマスをお過ごしくださいね。

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