シュトボー
- 2024年1月11日
災害時の子どもの心のケア “一番身近なあなたの助けが必要です”
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子どもが地震や避難の絵を描く。
人やまちが被災した場面の「ごっこ遊び」をする。
親から離れたがらず甘えん坊になった。
子どもたちに、こうした行動が見られたら、どう接していいのか、戸惑うと思います。
日本ユニセフ協会は、家族など身近にいる大人が災害時に子どもの心のケアを行う際のポイントについてホームページで公開しています。
災害時に子どもの心のケア どうしたらいいの?
◆「安心感」を与える◆
いつもよりも意識をして親や、周りの大人が、子どもと一緒にいる時間やスキンシップを増やすこと。
子どもの不安を笑わずに言葉にきちんと耳を傾け、疑問や心配に思うことには、簡単な言葉で穏やかに、正直に答えることが重要です。
まだ言葉を発しない子どもや、言葉によるコミュニケーションがとれない子どもに対しても、周りの大人の表情や、しぐさが安心感を与えることから、同じように声をかけることが大切です。
子どもの話や訴えを途中で止めさせたり、子どもが置かれている状況を一方的に判断したりすることはしないでください。
◆「日常」を取り戻すことを助ける◆
食事や歯磨き、睡眠時間などささいなことでも可能な限りふだんの習慣を保つことは、子どもを安心させる手助けになります。
遊びは、子どもにとって大切な「日常」であるため、家や避難所、広場など安全が確保できる場所でおもちゃや遊び道具として使えるものを用意し、子どもが苦しい状況を忘れられるよう相手をすることも大切です。
手遊び歌など道具を使わない遊びや、スキンシップがとれる遊びも楽しさや安らぎにつながります。
◆被災地の映像を繰り返し見せない◆
乳幼児は、映像や画像が伝える事実を十分に把握できず、大人以上に大きな衝撃を受ける可能性があるほか、ニュースやインターネットの情報を自発的に得ることができる子どもたちも、被災地の映像に触れる時間があまりに増えると、コントロールできないほど感情移入をしてしまう恐れがあります。
このため、日ごろよく見ていたテレビ番組やDVDなどがあれば、できるだけそうしたものを見せるようにしてください。
◆子どもは自分で回復する力を持っている◆
災害を経験したり、被災地の映像を繰り返し見た子どもたちが、一時的に▼イライラしたり興奮しやすくなる、▼怖い夢を見る、▼眠れない、▼頭やおなかが痛いなど体の不調が現れる、▼親などから離れたがらず甘えん坊になるなどの様子や行動を見せることは、自然で正常なことです。
子どもが地震や避難の絵を描くことや、人やまちが被災した場面の「ごっこ遊び」をすることも、遊びを使って気持ちを整理したり、表現したりするために必要なことであるため、やめさせずに見守ることが大切です。
こうしたケアのポイントは、東日本大震災での支援の経験を踏まえてとりまとめられたもので、日本ユニセフ協会は身近にいる子どものケアに役立ててほしいとしています。