お花見やピクニック、運動会など外で食べるお弁当は、短時間でパパッと作れて見た目も華やか、そのうえ食べやすいものだとうれしいですよね。そこで、人気料理研究家の阪下千恵先生に、冷凍食品を賢く活用した、箸もフォークも使わず片手でパクっと食べられる、ワンハンドお弁当のレシピを教えてもらいました。メインの具材には冷凍食品を活用し、具材を巻くだけ、挟むだけで完成するので、とっても簡単&時短! お弁当の隙間を埋めるテクニックも合わせてご紹介します。
具材がぎゅっと詰まって食べ応え満点
冷凍ヒレかつのスティックおにぎり
大人も子どもも楽しめる
冷凍フライドチキン&冷凍スイートポテトのロールパンサンド
野菜たっぷりでヘルシー
冷凍大豆ミートからあげとカラフル野菜のトルティーヤ
サンドイッチやのり巻きなどワンハンドお弁当の代表的な料理は、挟むだけ&巻くだけで作れるので手軽なんですが、その中の具を作るのが意外と大変。メインの具に冷凍食品を活用すれば、ぐっと手間と時間が省けるのがポイントです。これからの行楽シーズンにぜひ作ってみてくださいね。
具材がぎゅっと詰まって食べ応え満点!冷凍ヒレかつのスティックおにぎり
材料(2人分)
作り方
1.『極上ヒレかつ』をパッケージの表示通り加熱したら、2等分に縦長に切り、中濃ソース(またはとんかつソース)をかける。
2. サラダ菜は洗って水気をキッチンペーパーでしっかり拭き、縦半分にちぎる。
にんじんはピーラーやスライサーなどを使い、細い千切りにする。耐熱容器に入れてふんわりとラップをかけたら、電子レンジ(600W)で約40秒加熱する。冷めたらキッチンペーパーで水気をしっかりととる。
3. 巻きすの上にのり1枚を縦長にのせ、上4cm、下2cm分を残してごはんの半量を敷き詰める。塩をごはんにふりかけ、手前にサラダ菜とにんじんを半量ずつのせ、マヨネーズをかける。その上に2等分にした『極上ヒレかつ』の3個を横並びにしてのせる。
4.3を手前から巻きすごと持ち上げるようにしてきつめに巻く。巻き終わりを下にして形をなじませる。同様にしてもう1本も巻く。
5.巻きすをはずし、半分の長さに切り、さらに斜め半分に切って4等分にする。斜めに切った断面を上にしてお弁当箱に詰めたら完成。
POINT
包丁を軽く水で濡らしてから切ると、ごはんが付きにくく切りやすくなる
ヒレ肉を使った『極上ヒレかつ』は筋がないから子どもでも食べやすいのがいいですよね。普段は夕食やお弁当のおかずとして楽しまれている方が多いかもしれませんが、今回のようにスティックおにぎりの主役具材としてアレンジすると、ほかにはおかずがいらないくらい満足感のあるお弁当になりますよ。
【今回使った商品】
大人も子どもも楽しめる!冷凍フライドチキン&冷凍スイートポテトのロールパンサンド
材料(2人分)
- 『骨なしフライドチキン』…1枚
※『骨なしフライドチキン』は販売を終了しております。
- 『スイートポテト』…2個
- ロールパン…4個
- リーフレタス…1枚
- ミニトマト…2個
- ミント…適量
- レーズン…適量
A
- ゆで卵…1個
- マヨネーズ…大さじ1/2
- 塩・こしょう…各少々
- (お好みで)ピクルスのみじん切り…小さじ1/2
B
- クリームチーズ…40g
- レーズン…10g
- はちみつ…小さじ1(または砂糖小さじ1)
作り方
1.ロールパンは縦に切り込みを入れる。ミニトマトは半分に切り、リーフレタスは洗って水気をキッチンペーパーでしっかり拭き、葉の部分を食べやすい大きさにちぎる。
2. 『スイートポテト』をパッケージの表示通り加熱する。『骨なしフライドチキン』をパッケージの表示通り加熱したら、2等分に縦長に切る。
3.Aのゆで卵をフォークなどで潰し、ほかの調味料と混ぜ合わせて卵ペーストを作る。
4.Bをすべてよく混ぜ合わせる。
5.1のロールパン2個の切り込みに、リーフレタス、卵ペースト、『骨なしフライドチキン』の順番に半量ずつ挟み、ミニトマトを半量ずつ添える。
6.残りのロールパン2個の切り込みに、4を半量ずつ塗り、『スイートポテト』を1個ずつ挟む。飾り用のミントとレーズンを適量のせる。お弁当箱に詰めたら完成。
POINT
ラップで1個ずつ包んでからお弁当箱に詰めると、崩れずに食べやすい
『骨なしフライドチキン』はしっかりとした味付けなので、そのまま食べるのはもちろん、今回のようにパンに挟んで具として使えば、それだけで味が決まるのがポイントです。『スイートポテト』はバターの風味が口いっぱいに広がってとてもおいしい! 自分で作るのは大変なので、解凍すればいつでも食べられる冷凍スイートポテトは手軽でいいですね。
【今回使った商品】
※『骨なしフライドチキン』は販売を終了しております。
野菜たっぷりでヘルシー!冷凍大豆ミートからあげとカラフル野菜のトルティーヤ
材料(2人分)
- 『大豆ミートのからあげ』…4個
- トルティーヤ生地(直径27㎝)…2枚
- リーフレタス…2枚
- 紫キャベツ…1/8個
- パプリカ(赤)…1/3個
- アボカド…1/3個
- くるみ…20g
- レモン汁…小さじ2
- 塩…少々
- マヨネーズ…適量
作り方
1.トルティーヤをパッケージの表示時間通りに温める。
2.『大豆ミートのからあげ』をパッケージの表示通り加熱したら、2個を半分に切る。
3.紫キャベツは千切りにして塩少々をふったら手で揉み、5分ほど置く。キッチンペーパーなどで包み、しっかりと絞って水気を切る。アボカドはくし形に切り、レモン汁をまぶしてからキッチンペーパーで水気を拭き取る。パプリカは縦に細切りにする。リーフレタスは洗って水気をキッチンペーパーでしっかりと拭き取る。
4.1のトルティーヤ1枚をラップの上に置き、3を半量のせてマヨネーズをかける。くるみを半量のせ、中央にカットしていない『大豆ミートのからあげ』を置き、その左右に半分にカットした『大豆ミートのからあげ』をのせる。
POINT
中央にカットしていない『大豆ミートのからあげ』を置くことで、トルティーヤをカットしたとき、断面にすべての具材がきれいに並び見た目がよくなる
5.手前からしっかりと巻き、両端を少し内側に折りたたむようにして春巻きの皮のように巻く。
6.残りのトルティーヤも同様にして巻く。ラップで包み、巻き終わりを下にして置いたら、ラップごと斜め半分に切る。斜めに切った断面を上にしてお弁当箱に詰めたら完成。
POINT
ラップで巻いた後、冷蔵庫で20分程度置くとトルティーヤと具材がなじんで切りやすくなる
『大豆ミートのからあげ』は、お肉不使用とは思えないほどのジューシーさにびっくりしました。チキンナゲットのような食感で、あっさりしているのにパンチの効いた味で食べ応え充分。今回ご紹介したトルティーヤは野菜を積極的に採りたい!と思っている方におすすめなメニューなので、ぜひ試してみてほしいですね。
【今回使った商品】
ワンハンドお弁当のすきまを埋めるのにぴったりなおかずとテクニックをご紹介!
お弁当箱が大きすぎたり、逆に小さくて2つのお弁当箱に分けて詰めたりする場合、どうしてもすきまができてしまうもの。今回ご紹介したワンハンドお弁当は箸やフォークを使わずに食べられるものばかりなので、すきまを埋める一品も片手でつまんで食べられるものを選びましょう。
【おすすめの食材】
・フライドポテト
・ミニトマト
・いちご
・個包装のチーズ