大卒育成4年目左腕の阪神伊藤稜投手(25)が1回0封でアピールした。
5回裏に登板。山田を中飛、百崎を空振り三振、楠本には中前打と二盗を許したが、高寺を遊ゴロで無失点で切り抜けた。
中継局のスカイAが設置したスピードガンでは自己最速を上回る154キロをマーク。球速帯は昨季より5キロ以上アップとなる150キロ台前半が表示された。
中京大から入団後の2年間は左肩痛のリハビリに励み、実戦登板はなかった。3年目の昨年7月、日本生命とのプロアマ交流戦で初の実戦登板を飾り、8月にはオリックス戦(杉本商事BS)でウエスタン・リーグ初登板を果たした。シーズンを通じて公式戦7試合4回を投げ、防御率は20・25。公式戦終了後はみやざきフェニックス・リーグで鍛錬を積んだ。
SNSでは「他球団にバレたくない」「筒井(和也担当スカウト)の隠し財宝」「今日若手で一番良い球投げてた」「宜野座で見たい」と期待を集めた。