球界屈指の韋駄天(いだてん)が本領発揮だ。
紅白戦に紅組の1番で出場した日本ハム五十幡亮汰外野手(26)が、全3打席で出塁し2得点とリードオフマンの仕事を全うした。
第2、3打席で二塁内野安打を放ち「最高のヒット」と自画自賛。1ボール1ストライクから決めた6回の二盗は「初球で決めたかった」と、理想は高い。
8日の紅白戦から2戦連続で盗塁成功。新庄監督は「オープン戦を通して1つもアウトになってほしくない」と、盗塁成功率100%でのシーズンインを望む。五十幡自身も「成功率にこだわっていきたい」と、期待を受け止める覚悟はできている。
2試合続けて1番起用されている五十幡だが、水谷を筆頭にリードオフマンのライバルは多い。背番号50は「1番でレギュラーを勝ち取りたいという思いは強い。自分がやるんだという気持ちは常に持っている」と、静かに闘志を燃やした。