プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(31=大橋)が24日、東京・有明アリーナでWBO世界同級11位キム・イェジョン(32=韓国)との防衛戦に臨む。当初の挑戦者だったIBF、WBO世界同級1位サム・グッドマン(26=オーストラリア)が11日午前のスパーリング中に、昨年12月14日に続いて再び左目上を裂傷。この日、試合棄権が発表されていた。

<井上-グッドマン戦中止までの経緯>

◆24年5月6日 井上が東京ドームで元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)を6回TKO撃破。会場で試合視察したグッドマンもリングに上がって対戦を約束。

◆同29日 グッドマンが母国で会見し「世界挑戦する前に、もう1度テストが必要」と世界ランカーだったチャノイ・ウォラウト(タイ)と7月10日、母国でノンタイトル戦に臨むと発表。

◆同7月10日 グッドマンが母国でチャノイと対戦し、判定勝ち。試合中に左拳を痛めたと明かす。

◆同9月3日 井上が元IBF王者TJ・ドヘニーとの防衛戦に臨み、7回TKO勝ち。グッドマンとの「聖夜決戦」が報じられる、

◆同10月24日 井上-グッドマン戦が12月24日、東京・有明アリーナで開催されると正式発表。

◆同12月14日 グッドマンが母国での公開スパーリング中に左目上を裂傷。25年1月24日、同会場に興行自体が延期されると発表。

◆25年1月11日 グッドマンが母国でのスパーリング中に左目上を再び裂傷。陣営から公式SNSを通じ試合キャンセルが発表。

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