立ち技打撃格闘技のRISE(ライズ)は1日、都内で年間表彰式「RISE’s PRIZE2024」を開催。

2024年に活躍した選手やジムに対して13部門で表彰を行い、那須川龍心(18=TEAM TEPPEN)がMVP賞など“3冠”を獲得した。

那須川は昨年5戦5勝3KOの成績を残し、11月には数島大陸を倒してフライ級王座を初戴冠した。賞金300万円と副賞のロレックス・サブマリーナーデイトを手にした那須川は「MVP賞をもらえて、本当に選手としてちゃんとした評価が得られたなと、すごくうれしく思います。僕はこの国に生まれて、この国に育って、キックボクシングに出会って、自分と向き合って、伝えたいことがたくさんあふれてきて、その伝えたいことを伝えられる男に僕はこれからなりたいと思うので、みなさん応援よろしくお願いします」と笑顔で話した。

〈各賞受賞者〉

▼ルーキー・オブ・ザ・イヤー 細越竜之介(team AKATSUKI)24年の成績=4戦4勝4KO

▼ABEMA賞(視聴率向上に貢献した選手) 那須川龍心(TEAM TEPPEN)

▼R-1SE Force(ライズフォース)賞(RISEラウンドガールの中から選出) セラ

▼格闘技メディア賞 白鳥大珠(TEAM TEPPEN)、中村寛(BK GYM)、志朗(BeWELLキックボクシングジム)、宇佐美秀メイソン(team VASILEUS)

▼ベストジム賞 OISHI GYM

▼ベストインパクト賞(もっとも観客に衝撃を与えた選手) ミゲール・トリンダーデ(ポルトガル)

▼ベストファン賞(ファン投票で選出) 那須川龍心(TEAM TEPPEN)

▼殊勲賞(強敵を相手に勝ち星を挙げた選手) 大森隆之介(EX ARES)※3月エルドラドでシュートボクシング日本スーパーバンタム級王者・山田虎矢太に勝利

受賞コメント「山田虎矢太選手の名前を言われた時にめっちゃ日和ったのを覚えてます。勇気を出して強いファイターとやると思って試合を決めてもらって。結果1RKOで勝てたんですけど、自分の評価は自分でしか決められないってすごい思ったので。これからも強敵次々に出てくると思うんですけど、誰が相手でも自分の言葉を曲げずに戦っていきたいと思います」

▼敢闘賞(勇敢に戦い、努力が認められた選手) 小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM)※敗れたものの1階級上の王者テッサ・デ・コムに挑戦

受賞コメント「女子格を盛り上げたいんで、この試合で体重を上げてやっぱり無理やと思われた方もいっぱいいると思うんですけど、自分は絶対にリベンジしようと思ってるし。やっぱり普通じゃダメだと思ってるんで、これからも飛び抜けてすごいことに挑戦していこうと思っているので応援よろしくお願いします」

▼技能賞(技が豊富で技能が優れている選手) 花岡竜(橋本道場)※スーパーフライ級王座決定戦で政所仁を倒して王座戴冠

受賞コメント「僕は格闘技はKOだけじゃないと思っていて。判定でも十分面白い試合はできると思っていて。その自分の気持ちが形になったのがすごくうれしいなと思います。2025年は技能を見せつつしっかり倒せるチャンピオンとして成長していきたい」

▼エクストリームファイト賞(RISE年間173試合の中からファンを最も沸かせた試合) 門口佳佑(EX ARES) VS 安本晴翔(橋本道場)※10月のRISE182で行われ、安本が勝利してフェザー級王座戴冠

▼ベストKO賞 パヌワット・TGT(TARGET)※4月のRISE177で行われた「漢気トーナメント」決勝で岩郷泰成をKOして優勝(初戦もKO勝ち)

▼MVP賞 那須川龍心(TEAM TEPPEN)24年の成績=5戦5勝3KO