北海道代表の札幌大谷は大津(熊本)に1-2で敗れ、3回戦進出を逃した。

追加タイムは表示されていた4分に突入。点差は2点。終了間際、途中出場のFW中村哲爾(2年)が意地の1発を決めるも、そこまでだった。来季J2昇格の今治加入が内定している主将のMF笹修大(3年)は「キャプテンとして勝たせられなかった。まだまだ僕も1個1個成長していかないといけないと感じた」と惜しんだ。

1回戦藤井学園寒川(香川)戦から先発2人を入れ替えた。高円宮杯U-18プレミアリーグ日本一相手に真っ向勝負。北海道大会で4戦連発のFW簗詰夕喜(3年)を先発に復帰させて、攻撃的サッカーを仕掛けた。個の力で上回られピンチを何度も作ったが我慢。後半37分の相手PKでは、GK高路地琉葦(3年)がコースを読んでストップした。「自分が全部止めて勝って3回戦に進むって思っていたけど」と悔やんだ。

大舞台でゴールを決めた中村ら2年が今大会6人、ピッチに立った。笹は「この舞台に戻ってきて、自分たちを超えてほしい」とエールを送った。【保坂果那】

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