台湾積体電路製造(TSMC)を筆頭株主とする台湾の半導体設計支援会社、創意電子(グローバル・ユニチップ、GUC)は日本での事業を強化する。日本法人の技術者を倍増し、自動車やHPC(高性能コンピューティング)向けの半導体設計を仕様策定段階から請け負えるようにする。中国やベトナムにも設計拠点を持つが、米中対立などを背景に日本での設計支援を求める声が増えていることに応える。
同社日本法人のGUCジャパ...
ソシオネクスト、北米でSoC攻勢 ブロードコムに挑む
ファブレス半導体メーカーのソシオネクストが海外市場で攻勢をかけている。2025年1月31日に開催した決算説明会では、北米でデータセンター向けと自動車向けSoC(システム・オン・チップ)、インドでデータセンター向けSoCの大型案件を受注したことを明かした。これら案件の売り上げは、2027年3月期から計上される見込みだ。 特に北米市場は、生成AI(人工知能)需要を背景にデータセンターへの投資が急増し
ソシオネクスト、2nm設計に着手 チップレットが追い風
ソシオネクストは、2nmプロセスのチップレット開発で台湾積体電路製造(TSMC)や英Arm(アーム)と提携するなど、チップレットに力を注ぐ。チップの設計は、チップレットでさらに複雑化するとみられている。そうした中、チップ設計を手がけるソシオネクストのような企業は、半導体の仕様決定から製造、品質管理に至るまで大きな影響力を持つ可能性がある。 ソシオネクストは、顧客の用途に応じて設計した半導体である
ソシオネクスト、カスタムSoCで成長 半導体設計にAIも
ソシオネクストは用途に合わせて設計開発したカスタムSoC(システム・オン・チップ)に強みを持つ。自動車やデータセンター向けの半導体需要を獲得し、事業拡大を続ける。ソシオネクスト取締役執行役員常務グローバル開発本部長の吉田久人氏に、同社のビジネスモデルやAI(人工知能)を活用した開発戦略などについて聞いた。 ――ソシオネクストの半導体戦略を教えてください。 ソシオネクストはビジネスモデルとして、顧