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熊本・八代市議会、厚生会館解体の賛否問う住民投票案を否決 賛成9・反対17

 老朽化を理由に熊本県八代市が解体する方針の市厚生会館を巡り、同市議会(定数28、欠員1)は31日の臨時会で、解体の賛否を問う住民投票の条例案を、賛成9、反対17の賛成少数で否決した。市民団体が、地方自治法が定める有権者の50分の1を超える4303人分の署名を集め、条例制定を市長に直接請求していた。

 厚生会館は、戦後モダニズム建築の巨匠・芦原義信氏が設計し、音響の優れた県内初の公共ホールとして1962年に開館。市は2023年、厚生会館の廃止条例案を提案。市議会が可決していた。

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