6434人が犠牲となった阪神・淡路大震災の発生から30年経った17日、さまざまな芸能人たちがSNSを通して、震災への思いを綴っている。
フリーアナウンサーで大阪府出身の川田裕美は、自身のインスタグラムを更新し、「30年経ったと思えないほど1月17日午前5時46分の記憶は鮮明です」と当時を回顧。「聞いたことも感じたこともない大きな音と突き上げで目が覚め、とにかく布団をかぶって揺れに耐えました」「父と母が、私たち姉妹に覆い被さっていて、事の重大さにも気づきました」と振り返り、「そこから数ヶ月経ってからも西宮に住んでいた親戚の家に水や必要な物を運んだり、小学校には神戸からの転校生が来たり。ずっと忘れることのない震災でした」と語っている。
また兵庫県出身の俳優・鈴木亮平も、幼い頃に震災を経験した一人。同日に更新されたX(旧Twitter)では「あの日、我が街を襲った震災から今日で30年」と書き出し、「様々な思いがありますが、今日も朝を迎えられることに感謝し、朝焼けの色に感動し、誰かの心を動かせる仕事をしていきたい。あの日亡くなられた方、今も日々、悲しみや寂しさと戦っておられる方々に、想いと祈りを寄せて」と思いを綴っていた。
一方、我が子を抱っこする親子ショットを添えて、神戸の「今」を伝えたのは女優の土屋太鳳。阪神・淡路大震災が起きた頃はまだ生まれていなかったという土屋だが、「言葉で表現出来ないほど大変な状況となった神戸では、30年間という『数字』では表現しつくせないほどありとあらゆる取り組みがおこなわれ、受け継がれ続けてきたのだと思います」「その美しい神戸の様々な場所に絶対に受け継ぐべき辛い事実とその事実によって考え出された災害への知恵が刻まれていました」と神戸の現状を伝え、「その事実と知恵を自分なりに知って、学んで、家族を含めた新しい世代に引き継いでいきたいと思います」と文章を締めくくっていた。
※川田裕美コメント全文(川田裕美の公式インスタグラム)
※鈴木亮平コメント全文(鈴木亮平の公式X)
※土屋太鳳コメント全文(土屋太鳳の公式インスタグラム)