留学の期間は、語学留学なら1週間から可能ですが、英語力や目標到達度によってかかる時間もできることも違ってきます。期間を短くしたいなら、留学開始までに英語力をできるだけ上げておくのがコツ。目標達成するまでの期間は英語力があるほど短くなるうえ、できることの選択肢も増えてきます。準備や手配のことを考えて、早めに情報収集を始めましょう。
語学コースの入学初日にレベル分けテストが行われ、生徒は自分のレベルに合ったクラスに振り分けられる。学校によってレベル数は異なるが、全く英語が話せない初心者レベル(中学1年生相当)から設定されているので、日本では英語が苦手だった人でも安心してスタートできる。また、実力がつけば個人の学習進度に合わせて少しずつレベルアップしていくので、初心者レベルからスタートした場合でも1年後には上級レベルまで到達することは夢ではない。
平均的な学習進度の目安は、初級レベルから中級レベルに達するまでに3~5ヵ月、中級レベルから上級レベルに達するまでに6~9ヵ月と言われているが、受講レッスン数や自習時間数などによってかなり個人差があるので、少しでも早くレベルアップしたい人はレッスン数の多いクラスで集中して勉強する方法がおすすめ。
レベル別クラスの分け方
初級クラス | 一般的に「日常生活でよくある場面なら、簡単な会話はできる」程度のレベルを指す。このクラスの人が日常会話レベル(電話で簡単なやりとりや、人への依頼や質問、簡単な議論ができる)になるには、語学留学で約3ヵ月間を必要とする。 |
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中級クラス | 一般的に「日常会話ができる」レベルを指す。このクラスの人なら、努力すれば専門学校や2年制・4年制大学への進学も可能だ。3~6ヵ月を目安に語学力を向上させて、上級クラスを目指してみよう。より高い英語力を目指すため、TOEFLやケンブリッジ英検などを受験したり、またはこのような試験の対策コースの授業をとるのもひとつの方法。 |
上級クラス | 「言葉のニュアンスを理解して、流暢に話せる」レベルを指す。このクラスになれば、2年制・4年制大学への進学も語学力の面では十分といえる。3~6ヵ月を目安に語学力を上げて進学を目指してみよう。 |
語学留学でも、英語力があればインターンシップや学部聴講も可能。休学留学など、行ける期間が決まっている人はやはり英語力を上げておくことで、期間中にさまざま留学スタイルが経験できる。
留学の種類と必要な英語力の目安
英語力に応じてレベル分けされたクラスを例に、平均的な英語の上達度を参考にしてみよう。コースの修了までに明確な期間のある大学留学などとは異なり、語学留学の場合は自由に留学の期間を選ぶことができ、学生ビザを取得していれば現地で延長することもできる。英語力の到達目標レベルによって、あらかじめおおよその期間を決めて出願しよう。
留学期間6ヵ月のモデルプラン
留学期間1年のモデルプラン
専門スキルはさまざまな場所で身につけることができる。語学力に自信がない人は語学学校で、英語と一緒に選択科目や+αのコースとして学べ、期間も2週間からある。もっと本格的にスキルを身につけるなら、公立・私立の専門学校や2年制大学(コミュニティカレッジ)などがあり、コースは通常1~2年だが、3ヵ月、半年といったコースもある。
⇒ 年に数回、限定されている場合が多い
⇒ 毎週月曜日や毎月1回など、入学日は頻繁設定されている
アメリカの大学
⇒ 9月、1月、3月、6月
⇒ 9月、1月(一部の学校では8月)