2024年に国内外のスポーツ大会で活躍した選手や指導者らをたたえる「佐賀県スポーツ賞」の表彰式が25日、佐賀市のSAGAアリーナであった。栄誉賞は、セーリングの岡田奎樹選手(トヨタ自動車東日本)や柔道の田中龍馬選手(SBC湘南美容クリニック)ら、選手と指導者を合わせて7人に贈られた。
今回は栄誉賞、特別賞、優秀賞を前回より72多い計292の選手や指導者、支援企業などに贈った。昨秋、佐賀で開催された国民スポーツ大会に向けた強化などが実り、国内外の大会で県勢の活躍が光った。山口祥義知事は受賞者に表彰状を手渡し、「国スポは終わったが、むしろこれからが大事。佐賀からスポーツ界をけん引していこう」と激励した。
受賞者を代表し、特別賞を受賞したテコンドーの田中光哉選手(電通デジタル、Hama House)が「自分一人の力ではたどり着けなかった。国スポ・全障スポを終え勢いに乗る佐賀のスポーツ文化のさらなる発展に貢献できるよう精進する」と力を込めた。
栄誉賞はオリンピックやパラリンピック、世界選手権などで顕著な成績を収めた選手や指導者らに贈られる。特別賞は国際大会で、優秀賞は全国大会などで活躍した選手らが受賞した。(北川尊教)