複数の韓国メディアは21日、韓国海軍の潜水艦などを建造している韓国造船大手の大宇造船海洋が、北朝鮮と推定される勢力からハッキングを受けたと報じた。政府関係者の話としている。
同社は原子力潜水艦の開発に関する資料も保有しているとされる。報道によると、ハッキングにより一部資料が流出したが、軍事機密や原潜に関する情報流出はなかったという。
また原潜開発に関与している韓国政府機関の原子力研究院も、北朝鮮とみられる勢力から5月にサイバー攻撃を受けたことが判明。韓国メディアは北朝鮮が原潜に関する情報を狙った可能性があるとの見方を伝えた。
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は1月の党大会で、原潜の保有計画を明らかにしている。(共同)