政府が新型コロナウイルスワクチン職場接種の申請受け付けを一時停止したことに関連し、河野太郎行政改革担当相は26日、これまでの申請分の受け付け可否を判断する上で、都市部への集中を避けるため、地域分布なども考慮に入れる意向を示した。
集団接種の視察で訪れた神奈川県茅ケ崎市で記者団に「今出されている申請は首都圏、近畿圏、東海圏に集中している。自治体の接種と職場接種の分布状況をしっかり把握したい。来週中にはこういう考え方でいくよと示したい」と述べた。
25日時点で企業と大学の申請件数は約3642万回分に達し、割り当てを超えている。河野氏は、複数の企業がワクチン量を過大に申請するケースがあったとし、従業員数の確認など申請内容の精査を指示していた。