自動車4社、それぞれEV電池の工場新設へ 日産は希少金属使わず

トヨタ自動車の新型の電気自動車(EV)「bZ4X」
トヨタ自動車の新型の電気自動車(EV)「bZ4X」

トヨタ自動車と日産自動車、SUBARU(スバル)、マツダは6日、電気自動車(EV)用電池の生産計画を明らかにした。それぞれ工場を新設。日産はレアメタル(希少金属)を使わない新型の「リン酸鉄リチウムイオン電池(LFP電池)」を手がける。

トヨタは、子会社プライムプラネットエナジー&ソリューションズ(東京)の兵庫県姫路市の工場と、プライムアースEVエナジー(静岡県湖西市)が福岡県苅田町に建てる工場で次世代電池を造る。

日産は、福岡県に建設する工場で新型電池の生産に乗り出す。現行の軽EV「サクラ」の電池と比べ生産コストを3割削減できるという。

パナソニックホールディングス傘下のパナソニックエナジーと組むスバルは、EVの生産ラインを導入する大泉工場(群馬県大泉町)近くに電池工場を建てる。マツダは複数の電池基幹部品「セル」を一定規模にまとめる工程を担う工場を山口県に設ける計画を示した。

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