能登地震発生から1年「安らかに眠ってください」 被災自治体に献花台、犠牲者の冥福祈る

能登半島地震の犠牲者に献花する家族連れ=1日午後、石川県輪島市役所(吉田智香撮影)
能登半島地震の犠牲者に献花する家族連れ=1日午後、石川県輪島市役所(吉田智香撮影)

石川など3県で504人が亡くなった能登半島地震は1日午後4時10分、発生から1年となった。甚大な被害があった輪島市の市役所など石川県内10カ所に献花台が設けられた。市民らが花を手向け、犠牲者の冥福を祈った。

この日午後、輪島市役所の1階ロビーに設けられた献花台には、家族連れや知人同士のグループなどが相次いで訪れた。

献花を終えた同市の自営業の女性(37)は「能登半島地震のような災害は起きてほしくない。亡くなった大勢の方に安らかに眠ってくださいと祈った」と語った。

帰省中に家族とともに訪れた名古屋市の男性会社員(45)は「昨年の地震を体験してはいないが、知人を含め犠牲になった大勢の人を悼むために来た」と話した。

また、能登半島地震から1年の追悼式は1日午後3時半過ぎから、輪島市の日本航空学園能登空港キャンパスの体育館で始まった。(吉田智香)

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