インフルエンザ治療薬「タミフル」のジェネリック医薬品(後発薬)を発売している沢井製薬が薬を一時的に供給停止にしたことが8日、わかった。昨年12月中旬以降のインフルエンザの急激な流行拡大の影響で製造が追いついていないという。
沢井製薬は、タミフルの後発薬として「オセルタミビルカプセル75mg」と「オセルタミビルドライシロップ3%」を発売している。令和6年度の供給計画では計260万人分を準備していた。同社は今月に入って、医療関係者や卸業者に対して、一時的な供給停止について知らせた。
供給再開の時期について、カプセルは2月上旬、ドライシロップに関しては1月下旬を予定している。