米調査会社ギャラップによると、20日に退任するバイデン大統領の在任4年間の支持率平均は42・2%で、第二次大戦後の歴代大統領では1期目のトランプ氏(41・1%)に次いで2番目に不人気だった。
支持率平均のトップはケネディ氏で70・1%。アイゼンハワー氏(65・0%)、ブッシュ(父)氏(60・9%)、クリントン氏(55・1%)が続いた。
バイデン氏の支持率は2021年1月の就任後、半年は50%以上で堅調だったが、アフガニスタン駐留米軍の撤退が混乱した直後の21年9月に43%まで落ち込んだ。24年6月の大統領候補討論会での不振を受け、同年7月に36%で任期中最低となった。今月の支持率は40%だった。
ギャラップは、バイデン氏が24年の大統領選から撤退せずに本選を戦っていても、敗れた可能性が高いと指摘。野心的なインフラ投資や気候変動対策、堅調な経済成長、低い失業率といった実績を残したが、国民は物価高や国際情勢への対応に不満だったとした。(共同)