大阪・八尾コンクリ遺体事件で新たに女を逮捕 飯森容疑者の交際相手、共謀して運び込む

コンクリート詰めにされた遺体が見つかった集合住宅の一室(左手前)=1日午後、大阪府八尾市(泰道光司撮影)
コンクリート詰めにされた遺体が見つかった集合住宅の一室(左手前)=1日午後、大阪府八尾市(泰道光司撮影)

衣装ケースにコンクリート詰めにした遺体を大阪府八尾市の集合住宅に遺棄したとして、無職の飯森憲幸容疑者(41)が逮捕された事件で、大阪府警は6日、死体遺棄容疑で、新たに飯森容疑者の交際相手で、無職の柴田朱里容疑者(36)=大阪市平野区喜連=を逮捕した。「遺体が入っているとは知らなかった」「飯森容疑者の父親の仕事道具が入っていると思っていた」と供述し、容疑を否認しているという。

府警によると、2人は約23年前から交際していた。柴田容疑者は遺体発見後、飯森容疑者に頼まれて衣装ケースを台車に積んだと説明。「中身は知らなかった」と話していたが、府警は飯森容疑者や関係者への聴取から遺体が入っていると認識していたと判断した。

飯森容疑者は遺体について「預かった姉の娘で、十数年前にしつけでたたいたら、翌朝冷たくなっていた」と説明。遺体は6~7歳くらいの女児で、約18年前に腹部の内臓損傷で死亡と推定。府警は何者かに腹部に暴行を加えられて死亡したとみて調べている。

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