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「Drupal」の旧版にDoS脆弱性見つかる - 「同10」へ更新を

コンテンツマネジメントシステム(CMS)である「Drupal」の旧版に脆弱性が明らかとなった。すでにサポートが終了しており、最新版への更新が呼びかけられている。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、「同9.3.6」において特定の構造を持つ入力に対して処理に不備があり、サービス拒否が生じる脆弱性「CVE-2024-22362」が明らかとなった。ただし、「同10」や「同9.5.x」において同脆弱性の影響は確認されていないという。

同脆弱性は、ブロードバンドセキュリティの志賀拓馬氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。

依存するサードパーティ製ソフトウェアのサポート終了なども受けて、「同9」は現地時間2023年11月1日にサポートが終了している。

「CVE-2024-22362」に関しては対象となるバージョンが限定的だが、今後何らかの脆弱性が明らかとなった場合も「同9」についてはアップデートによる修正は行われないため、サポートが提供されている「同10」への更新が呼びかけられている。

(Security NEXT - 2024/01/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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