Azure aws違い
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自己紹介
佐藤 雅信
経歴
1999~2014 某ネットワーク系商社
2014~2016 某クラウドインテグレータ
2016~ enginefive Inc.
資格
AWS Solution Architect Professional Level
AWS DevOps Engineer Professional Level
Azure Solution Architect (Azure系MCP 3冠)
テキーラマエストロ
得意分野
インフラエンジニアリング x ビジネス開発 x テキーラ
- 13. チガイ其の四(仮想マシン関連)
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AWS Azure
サービス Snapshot Backup Service
保存先 S3
SLA:99.9
価格(50GB):$2.5
※東京リージョンでの価格
Blob Storage
SLA:99.9
価格(50GB):¥633
※東日本リージョンで50GBの価格
静止点(Windows) ブロックレベルでの静止点 VSSでの静止点が可能
静止点(Linux) ブロックレベルでの静止点 ファイルレベルでの静止点
仮想マシンのバックアップをとりたい
静止点はブロックレベルではなく、VSS、ファイルレベルでとれると嬉しい。
バックアップファイルの保存は安く利用でき、ほぼ絶対にデータ消失が無いようにしたい。
- 14. チガイ其の四(仮想マシン関連)
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AWS Azure
課金対象時間 1時間単位 1分単位
ハイパースレッド オン(論理コア2個に対して割り
当てられる物理コア は1個のみ)
オフ(論理コア2個に対して割
り当てられる物理コア は2個)
※一部 のインスタンスで例外有り
ロードラバランサーのIP固定 不可能 可能
無料証明書
※直接EC2/VMに関連するサービスではありませんが、、
有り 無し
その他の仮想マシン+αでの違い
- 15. チガイ其の五(購入方法)
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Azure
AWS Azure
クレジットカード払い ポータルからアカウントを作成 ポータルからアカウントを作成
請求書払い リセラーパートナから購入 Microsoftに相談することで請求書払い可能
または、CSPパートナから購入
前払い リザーブドインスタンス
※前払いで利用できるサービスは限られている
EA(Enterprise Agreement)契約
※LSPから購入可能
入札 スポットインスタンス
※入札で利用できるサービスは限られている
-
再販(リセール) リセラーパートナになることで再販可能 CSPパートナになることで再販可能
無償利用枠 各サービス毎に無料枠が設定
https://aws.amazon.com/jp/free/
30日間、¥20,500分のサービスが利用可能
https://azure.microsoft.com/ja-jp/free/
クレジットカード、請求書、前払い、、どんな購入/再販の選択肢があるのか?
- 16. チガイ其の六(FaaSでのAPIサービス化)
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Amazon API
Gateway
AWS
Lambda
HTTPS
リクエスト
client Azure
Functions
HTTPS
リクエスト
client
Lambdaの前に
API Gatewayが必要
※Serverless Frameworkなどを使うことで、構築・運用は簡単に行える
FunctionsのみでOK
構成がシンプルなので、実装・運用が簡単
※ただし、現時点ではAPI definitionはPreview
FaaSを使いServerlessでAPIを作成したい
AWS Azure
Functionsで利用できる言語
Bash, Btach, C#, F#, JavaScript, PHP,
PowerShell, Python, TypeScript
Lambdaで利用できる言語
JavaScript, Python, Java, C#
- 17. チガイ其の七(GPUインスタンス)
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AWS Azure
メモリ 15〜732GB 56〜224GB
GPU 1〜16 1〜4
ネットワーク 拡張ネットワーキングによるプレイス
メントグループ内では最大 20 Gbps
InfiniBand による RDMA の利用が
可能(NC24r)
コンピューティング用 P2インスタンス
NVIDIA Tesla K80
NCシリーズ
NVIDIA Tesla K80
グラフィック用 G2インスタンス
NVIDIA GRID K520
NVシリーズ
NVIDIA Tesla M60
日本リージョンでの利用 G2インスタンスは利用可能 海外リージョンのみ
GPUインスタンスでガリガリ画像分析、機械学習を行いたい
GPUインスタンス間を高速なネットワークで接続し、ハイパフォーマンスなクラスタを組みたい。
- 18. チガイ其の八(マネージドサービスのDB)
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AWS Azure
MySQL / MariaDB RDS
※MySQL5.6互換のAuroraも含む
Azure Database for MySQL
※現時点ではPreview
Postgress RDS Azure Database for Postgres
※現時点ではPreview
SQL Server RDS
※サイズアップ時のサービスダウンは数分必要
SQL DB
※サイズアップ時のサービスダウンは数秒で可能
Oracle RDS 無し
冗長構成 Multi-AZ構成でのMaster-Slave構成が可能
また、Read Replicaの作成も可能
MySQL、PostgressはMulti-Master構成が
可能。Read Replicaの作成も可能
※現時点ではPreview
パフォーマンス 40vCPU、160GB Memory(db.m4.10xlarge)
32vCPU、244GB Memory(db.r3.8xlarge)
Public Previewのため現時点では未明
備考 RDSの使い勝手(バックアップやスケールアップ、
Read Replica、など)が良いためAWSを選択する
ケースも非常に多い
現時点ではSQL Server以外のDBではAzureはAWS
と比較して弱いが、MySQL、PostgresがGAになり
Multi-Master構成によりサービスダウンタイムの極
小化、高いパフォーマンスが発揮できる(かも)
ミッションクリティカルなデータベースの運用も枕を高くして寝むりたい
- 19. チガイ其の九(マネージドサービスのRedis)
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AWS ElasiCache Azure Redis
可用性(SLA) SLA定義無し SLA 99.9%
※Standard/Premiumのみ
自動フェイルオーバー 可能 可能
※Standard/Premiumのみ
Read Replica 可能
※1 つのシャードに対し最大 5 個のリードレプリカノー
ドを構成可能
可能
※Premiumでシャードの数を増やすことにより、スルー
プットを比例して増加させる事が可能
クラスタ構成 可能(Multi-AZ) 可能
※Premiumのみ
閉域ネットワーク内のデプロイ 可能
※VPNC内へのデプロイが可能
可能
※PremiumはVNet内へのデプロイが可能
データ永続化 サービス提供無し 可能
※Premiumのみ
クロスリージョンレプリケーション 可能 サービス提供無し
大規模、グローバルなシステムでRedisを使いたい
- 20. チガイ其の十(コンテナの課金)
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専有リソース 共有リソース
• リソースの上で稼働するコンピュートリソース
(Container)に合わせて確保する必要ある
• リソース追加は起動時間がかかる(VMのため)
• 余裕を持ってリソースを確保するため、コスト効率が
低下する
• 膨大な既にデプロイされている共有リソース上に必要なときに必要な量の
コンピュートリソース(Container)を確保が可能
• 既にリソースはデプロイされているので拡張に伴う起動時間はゼロ
• 課金は利用したコンピュートリソースのみのため、コスト効率が高い
Container Container Container
Container Container Container
Container Container Container
Container Container Container
AWSでのContainerを利用した場合
(ECS / EC2上にDockerを構成した場合)
※AzureもContainer Serviceを利用した場合はこちらのパターンになる
Azure App Service on Linuxを利用した場合
※現時点では本サービスはPreview
課金対象
課金対象
AWS Azure
コンテナを使ってオートスケール時の起動速度を上げたい
- 21. チガイ其の十一(SLA)
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AWS Azure
仮想マシン EC2 99.95%
※月間使用可能時間割合
仮想マシン 99.95%
※可用性セットで構成された2台以上のVMのどちらかへの接続
ストレージ S3 99.9%
※月間使用可能時間割合
Blob Storage 99.9%
※データの読み取り/書き込み要求が正しく処理
DNS Route 53 100%
※使用可能時間
DNS 99.99%
※少なくとも 1 つの Azure DNS ネーム サーバーから応答を受信
Traffic Manager 99.99%
※少なくとも 1 つの Azure DNS ネーム サーバーから応答を受信
CDN CloudFront 99.9%
※月間使用可能時間割合
CDN 99.9%
※エラーなしでクライアントの要求に応答し、要求されたコンテンツを配信
AWSのSLA詳細
https://aws.amazon.com/jp/agreement/
AzureのSLA詳細
https://azure.microsoft.com/ja-jp/support/legal/sla/
SLAが保証されているサービスを使い、可用性の高いシステムを実現したい
- 22. チガイ其の十二(ログ管理)
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Log Analytics(インフラ系ログ)
Application Insights(アプリケーションログ)
CloudWatch Logs
Elastic Service
ログ情報を元にグラフィカルなレポートをチームメンバーと共有したい
AWS Azure
※EC2のAmazon EC2 インスタンスのログをリアルタイムで監視し
たり、CloudTrailから取得できる操作ログも監視。ただし、カスタマ
イズ性の高い可視化は別途作り込みが必要 。Elastic Serviceは柔軟な
使い方ができるが処理するデータ容量によってはインスタンスサイズ
を大きくする必要がありコストが高くなってしまう場合がある
※インフラ系のログだけでなく、アプリケーションログもAzureのマネージドサービスを利用して取得、
視認性の高い可視化が簡単に可能。Log Analyticsは保存したログのデータ容量で課金
- 24. チガイ其の十四(Cognitive Service系)
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29種類 + α(ラボ)
視覚、音声、言語、知識、検索の5カテゴリ
※Previewのサービスも含む
※数が多いだけでなく、特に視覚(画像認識)は人間の誤認識率よりも低かったたという研究
発表もあり非常に精度も高い。画像分析(ConputerVision)は100万迄は1,000枚につき¥103
の課金(5,000枚まで無料のプランもあり)
3種類
音声、画像の2カテゴリ
AIを取り入れて、自社のサービスの付加価値を上げたい
学習済みの画像認識、音声認識などをRest API/SDKで簡単に組み込みたい。
スモールスタートしたいので、使った分課金で利用したい。できるだけ安く!
AWS Azure
※画像分析(Rekognition)は100万迄は1,000枚につき$1の課金
- 25. チガイ其の十五(BI)
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Quick Insight Power BI
シンプルに利用できるが、逆にできることはまだ少ない。 本格的なBIツールでTableauと比較しても遜色なく、安価。
オンプレミス/Azure上にReport Serverを立てて、閉域
ネットワーク内にデータを保存しておくことが可能。
無償版で利用できる機能範囲も非常に広い。
グラフィカルなレポートを簡単、克、安価に作成しチームメンバーと共有したい
AWS Azure
- 27. Next Step
For AWSユーザ
Azureに興味を持ったなら、Azure Skillsをやってみよ!
• Azure Skills ※「AWS の専門家のための Microsoft Azure」からがおすすめ
https://www.microsoft.com/ja-jp/learning/azure-skills-training.aspx
For Azureユーザ
AWSに興味を持ったなら、クラウドサービス活用資料集を読んでみよ!
• クラウドサービス活用資料集
https://aws.amazon.com/jp/aws-jp-introduction/
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