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Kanonってなぁ~に?~楽々Kanonで華麗にお仕事しよう~
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Takashi Okamoto
チケットシステムの基礎とKanonについての紹介です。
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Kanonってなぁ~に?~楽々Kanonで華麗にお仕事しよう~
1.
Kanon ってなぁ~に?
~楽らく Kanon で 華麗に仕事しよう♪ ~ 岡本隆史
3.
アジェンダ ●
チケットシステムが解決する問題 ● チケットシステムってなに ? ● Kanon のご紹介 ● チケットシステムの導入を成功させるには ● まとめ
4.
対象者と目的 ●
チケットシステム (Trac/Redmine) って何 ? という人 → チケットシステムが解決する問題とメリットにつ いて勉強して頂ければと ● チケットシステムを利用したいけど、何をどう使えば良 いか分らない人 → チケットシステム導入時の参考にして頂ければと ● Trac/Redmine を既に使っている人 → 導入の意義の再確認やより広げていくための参 考として聞いてください
5.
アジェンダ ●
チケットシステム ( + α) が解決する問題 ● チケットシステムってなに ? ● Kanon のご紹介 ● チケットシステムの導入を成功させるには ● まとめ
6.
こんなことで困ったこと はありませんか
?
7.
設計書 , 障害票の管理
どれが最新? 誰が何を変更したの ?
8.
バグを直したけど .... ●
どこを修正したのかわからない ● コードレビューもしていない ● 複数のバージョンを開発している場合、反映 漏れ
9.
情報は個人のメールボックス に溜まる 1 年前の
知らない ! ○○ の仕様変更が どうなったか知り たいんだけど ... 知らない ! 知らない ! 誰が持っているのか分らない
10.
●
障害票、問題管理票などが分散して全体とし てどうなのか分らない。 ● チーム毎に管理票があり、どれを使えば良い のか分らない。
11.
そんなときは チケットシステムで解決!!
12.
アジェンダ ●
チケットシステムが解決する問題 ● チケットシステムってなに ? ● Kanon のご紹介 ● チケットシステムの導入を成功させるには ● まとめ
13.
チケットシステム ●
バグ、インシデント問題・課題、リスク、タスク など、プロジェクトで管理すべことをチケッ トとして一元管理できる ● バージョン管理システム (VCS) 上の変更とチ ケットを対応付ける機能を持つ ● Wiki による情報共有を行える ● チケット、チェンジセット、 Wiki を連携できる ソフトウェア・システム開発 ( ウォータフォー ル、アジャイル ) 、システム運用、営業など幅広 い業務の管理に利用可能
14.
チケットシステム登場以前 ●
それぞれのツールは独立。 ● 情報のリンクは基本的になし Wiki バージョン管理 バグ・問題課題 システム システム
15.
チケットシステム ●
それぞれのシステムを連携して利用可能 Wiki バージョン管理 バグ・問題課題 システム システム
16.
そもそもチケットってなに ?
チケット プロジェクトで管理するべ きことを抽象化した概念 バグ インシデント タスク 問題・課題 プロジェクトの管理項目 などなど ...
17.
情報の関係
チケット 問題・課題 バグ タスク 整理 Wiki ・レポート バージョン 関連付け 管理システム 変更点 整理 ( チェンジセット )
18.
情報の関係
チケット #32: ログインできない 種別 : バグ okamototk のコメント : [243] にて修正。 整理 Wiki ・レポート バージョン 関連付け 岡本の担当する作業 管理システム ID 内容 #32 ログインできないバグを修正 [243] #83 xxx のバグを修正 ログインできないバグ 整理 ... … を修正 (fixed #32) 修正後レビュー待ちのバグ、 1.0のリリースまでに完了する機能 etc... 様々な切り口でチケットを閲覧
19.
例えば ... ●
Subversion/Git にコミットした情報をバグ票 へ自動的に反映 ( 「 xxx(refs #22) 」など記述 ) ● Wiki からソースコードやチェンジセット、バグ 票へのリンクが貼れ、情報を整理できる ● バグ票から Wiki で記述した仕様へのリンク を貼れる
20.
チケットの入力項目
Kanon の例
21.
チケットの入力項目
対応予定の このチケットが関係 バグ、課題、タスク マイルストーン する機能、モジュールなど。 などから選択 ( バージョン、 チームを書くこともある 工程、 スプリントなど ) バグ・問題が 発生した バージョン 階層化された チケットを利用 する場合親を指定
22.
チケットの状態
new 担当者変更 assigned 着手する 担当者変更 対応済 不正 ( 誤ったチケット ) accepted reopend 対応しない ( 制限事項などとして 対応しない ) 解決にする 重複 差し戻す ( 他のチケットと重複した ときどちらかに適用 ) closed 再現しない
23.
チケットのカスタマイズ ●
項目の追加 ● ex. バグ原因、発生日時など .. ● ワークフロー ● ex. closed の前に verified( 確認 ) 状態を追加 ● 分類、優先度、コンポーネントなど適宜編集 ● 分類にインシデント追加など 用途・プロセスに応じて柔軟にカスタマイズ可能
24.
豆知識 : チケット駆動開発 ●
プロジェクトで管理する情報を全てチケット で入力して管理 ● メリット ● 発生した時点でタスク、課題、バグをチケット化す ることにより、管理漏れを防ぐことができる ● 全てのプロジェクトの情報がチーム / プロジェク ト内で共有することができる ● デメリット ● チケットとして入力するのがめんどう ...
25.
主な OSS のチケットシステム ●
Trac ● Redmine(ChiliProject) Trac (Kanon) Redmine (Railsgun) Http://kanon.ultimania.org/ https://github.com/mikoto20000/railsgun
26.
Trac の特徴 ●
シンプル ● SQL で柔軟なレポートが作成可能 ● Wiki が使いやすい ● プラグインを追加すれば、 Redmine 同等のこと は可能 ● TracLightning(Windows) 、 Kanon(Linux) を利用すれ ば、プラグインやバージョン管理システム、 CI 環境を合わせた環境を簡単に作成すること ができる ● BSD ライセンス
27.
チケットシステムの主な機能 ●
Wiki ● チケット ● バージョン管理システムとの連携 ● ロードマップ ● レポート / クエリー ● カレンダー・ガントチャート
28.
Redmine(ChiliProject) ●
オールインワンで、標準でガントチャート、カ レンダー、作業時間管理などの機能がある ● 画面がきれい ● 「とある発券機の超導入砲」を利用すれば、 Linux 上に簡単に環境を構築可能 ● Rails で実装されており、日本人の活動が活発 ● Redmine をフォークした ChiliProject と開発コ ミュニティが割れている。 ● Wiki は慣れが必要 ● GPL ライセンス
29.
アジェンダ ●
チケットシステムが解決する問題 ● チケットシステムってなに ? ● Kanon のご紹介 ● チケットシステムの導入を成功させるには ● まとめ
30.
Kanon とは ?(Wikipedia) ●
カノン ( 教典 ) ● 聖書正典 ● 教会法 ● カノン ( 音楽 ) ● 複数の声部が同じ旋律を異なる時点からそれ ぞれ開始して演奏する様式の曲 ● 有名な『パッヘルベルのカノン』 ( パッヘルベル ) は、 3 つの声部が全く同じ旋律を追唱する
31.
Lightning/Kanon の歴史 2007/1/3
TracPack 最初のリリース 名前変更 2007/1/8 同名のソフトが Trac 月 存在したため 名前変更 2008/2/19 諸々の事情・意図 TracLightning Linux 版として分家 により 2011/2/18 Kanon Linux 版のリリース
32.
TracLightning の 累計ダウンロード数
15 万ダウンロード以上 *1 http://music.geocities.jp/utamaruxxx/ikimono.htm
33.
Kanon/TracLightning の 基本コンセプト
Trac Trac Wiki チケット シームレス に統合 継続的 Subversionバージョン管理 インテグレーション Mercurial Git Jenkins Bazaar
34.
特徴 ●
プロジェクト管理に必要なソフトウェアを一括セットアップ ● Trac 、 Subversion,Git,Mercurial,Bazaar,Jenkins のインストール ● 各ソフトウェアの連携の設定 ● 使い勝手の良さを追求 ● Excel との連携や情報の視覚化 ( グラフ化 ) ● インストーラである ● あくまで上記ソフトウェアのインストーラ ● 実績あるソフトウェアを採用しているため、安心して利用でき る ● 複数のディストリビューションに対応 ● RHEL6.x(SienticifLinux6.x 、 CentOS6.x 、 Oracle Enterprise Linux6.x) ● Ubuntu 11.04 、 Debian GNU/Linux 6.0 ● CentOS 5.x
35.
注意 ●
チケットシステムを使ってもきちんと管理し ないと、ゴミチケットや管理されないチケッ トで溢れてしまいます。
36.
チケットを利用するプロセスの 明確化 (1) ●
何を管理するのか ? マイルストーンの残時 間 ? 個人・個々のタスクの進捗 ? ● 管理情報は階層化されているか ? ( 階層化 : ストーリー・タスク、非階層 : バグ、課題 ) ● いつ誰がチケットを作成するか ? 状態変更、 完了の承認は誰が ?
37.
チケットを利用するプロセスの 明確化 (2) ●
ツールは同じでもプロセスが変わると使い 方は全く異なる ● また、必要となるプラグインもプロセス毎に 異なる → プロセス毎に汎用的に使えそうなプラグ インや設定を事前に組み込んだプロセステ ンプレートを用意 ● Naiagara: ウォータフォール開発、インシデント管 理など、オーソドックな管理 ● Allegro: アジャイル開発
38.
Kanon の ウォータフォール開発
のサポート
39.
ウォータフォール用
テンプレート :Naiagara ● ガントチャートによるタスク管理 ● 問題・課題管理 ● バグ・障害管理 ● インシデント管理 ・ Excel で管理している管理項目は大体管理できる ・ SQL でレポートを作成ししたり、グラフを作成するこ とができる ・ Excel に出力できるので、 Excel 上で報告書を作成で きる ・フォーマットを合わせれれば Excel からインポートす ることもできる
40.
Naiagara イメージ
41.
ばぐものがかり
42.
Naiagara デモ
43.
Kanon の アジャイル開発のサポート
44.
アジャイル開発とは ?(1)
受入 要件定義 テスト システム 外部設計 ウォータフォール テスト 結合 内部設計 最後になるまで テスト ソフトウェアに触れない ・最後に大ドンデン返し 単体 製造 テスト ・要求の変化に弱い アジャイル できたところから リリース リリース リリース 確認しながら開発
45.
アジャイル開発とは ?(2) ウォータフォール 個々のタスクに注目した
進捗管理 アジャイル スプリントの 残時間に注目した 進捗管理
46.
アジャイル用
テンプレート :Allegro ● 語源 ● イタリア語で「陽気に」、音楽用語で「速く」という意味 ● アジャイルの音楽的表現 – アジャイル > 機敏 > 速い > アレグロ ● アジャイル系の人は陽気な人が多い
47.
アジャイルプロセス (Scrum) の サポート ●
バックログ ( ストーリー、タスク ) の管理 ● バーンダウンチャート ( 残時間 ) による進捗 管理 ● バグ管理や問題課題と組み合わせての利用 も可能 ・ Excel からのインポート・エキスポートも可能 ・複数チームに対応 ・稼動入力用フォームにより稼動時間・残時間の簡単な 入力をサポート
48.
Allegro のイメージ
49.
アジェンダ ●
チケットシステムが解決する問題 ● チケットシステムってなに ? ● Kanon のご紹介 ● チケットシステムの導入を成功させるには ● まとめ
50.
初心者のための チケットシステム導入のコツ 1.少しずつ使う機能を広げる 2.自分で率先して使う 3.遊び心を入れる 4.発表しよう
51.
1. 少しずつ使う機能を広げる ●
Wiki やバージョン管理を使っていなければ、ま ずは Wiki やバージョン管理から導入して広げ る ● チケットもまずは課題管理から ... ● カスタマイズし過ぎてかえって使い難くな ることも ... ● 特にフィールドのカスタマイズやワークフロー ● 取り敢えず、デフォルトで使ってみて、不便に感じ たら拡張 徐々にプラグインなど増やしていく
52.
2. 自分で率先して使おう ●
導入を決心したからには、率先して使おう。 ● 自分が率先して使わないと誰も使ってくれませ ん ● 最初は、 PC 設定や事務処理のメモからでも ok 使っているうちに理解者が現れると思うの で、一緒に相談しながらやろう。
53.
3. 遊び心を入れよう ●
メンバー紹介 ● 趣味とかプロフィールを書く ● プロダクト・チームのコードネームを作って 書く。 ● 更にはプロダクト・チームのロゴを作って貼 り付ける。
54.
4. 発表しよう ●
チケットシステムの導入事例を発表しよう ● 他の人に知ってもらって広めることができる ● 他の人のフォードバックを貰って改善できる ● 発表場所は社内・社外問わない。 Shibuya.trac の勉 強会でも ok
55.
アジェンダ ●
チケットシステムが解決する問題 ● チケットシステムってなに ? ● Kanon のご紹介 ● チケットシステムの導入を成功させるには ● まとめ
56.
まとめ ●
チケットシステムと Kanon を紹介 ● 開発、運用、様々な用途に利用できる ● 導入のコツ
57.
最後に ●
ツールは所詮ツール。使い手によって、ガラク タにもなるし、便利な道具にもなります ● 成功に重要なのは、楽をしたい、漏れをなくし たいという気持ちです。 ● その思いは、きっと Kanon に届くと思います
58.
Shibuya.trac のご紹介 ●
チケットシステム、バージョン管理システム、 それらを利用したプロセス改善の勉強会を 実施 ● 3 ヶ月に一度位の頻度でやっているので、 よろしければ、ご参加ください
59.
ご清聴ありがとう
ございました 参考情報 Kanon: http://kanon.ultimania.org/ Shibuya.trac: http://sourceforge.jp/projects/shibuya-trac/wiki/FrontPage Shibuya.trac(Google Group)
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