2008年11月時点の集計結果の公表
総務省は、我が国のインターネットにおけるトラヒック(通信量)の実態を把握するため、インターネットサービスプロバイダ6社(以下「協力ISP」(注1)といいます。)及び研究者(注2)の協力を得て、2008年11月時点のトラヒックの集計・試算を行い、今般その結果を別添のとおり取りまとめました。
主なポイント
2008年11月時点の我が国のブロードバンド契約者(注3)のダウンロードトラヒック総量は、推定で平均約990Gbpsであり、1年間で約1.2倍(21.6%増)となっています。(別紙1のとおり)
また、我が国における「ブロードバンドサービスの契約数等(注3)」の集計結果をもとに算定した、1契約当たりのトラヒック量は、2006年頃から増加しています。(別紙2のとおり)
また、ISP同士で交換されるトラヒックについては、国外ISPから協力ISPに流入するトラヒックの急増傾向が2006年5月より続いており、2007年11月からの1年間で約1.3倍(31.7%)のペースで増加しています。(別紙3のとおり)
【参考】
1 集計したトラヒック(別紙参考のとおり)
A 協力ISPにおける「契約者別のトラヒック」 〔A1〕 ブロードバンド(DSL/FTTH)契約者のトラヒック 〔A2〕 その他契約者(ダイヤルアップ、専用線、データセンター)のトラヒック B 協力ISPにおける「ISP間で交換されるトラヒック」 〔B1〕 国内主要IXで国内ISPと交換されるトラヒック 〔B2〕 国内主要IX以外で国内ISPと交換されるトラヒック (プライベート・ピアリング、トランジット、他のIXにおけるパブリック・ピアリング) 〔B3〕 国外ISPと交換されるトラヒック C 国内主要IX(注4)におけるトラヒック
注4:NSPIXP、JPIX及びJPNAP (IX・・・インターネットエクスチェンジ)
2 推定方法の概要
3 集計データの取り扱い等
今般の報道発表にかかる集計値については、情報通信統計データベース