名古屋出入国在留管理局に収容中の3月に死亡したスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん=当時(33)=の妹ポールニマさん(27)が、収容中のウィシュマさんのビデオ映像の一部を弁護団と視聴したことが分かった。今後、視聴した内容などに基づき、弁護団は、東京か名古屋地裁で、国に対し損害賠償請求を行う方針だ。弁護団は、5日にも視聴の結果について会見する予定で「人間として扱われていない。真相解明には、他の全映像の開示が不可欠だ」と訴えている。(望月衣塑子)
名古屋地裁での証拠保全手続きの一環で、今月1日に視聴。2月下旬からウィシュマさんが亡くなる3月6日までの7日間、計約1時間半の映像を視聴した。
弁護団によると、3月3日午後6時すぎの映像では、ウィシュマさんにバナナの他、チキンのトマトソース、オニオンなどの食事が出されたが、ウィシュマさんが固形物を全て吐き出しているのに、無理に食べさせようとしていた。
亡くなる前日の3月...
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