有福3湯 1日共通券

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ワーケーションの拠点として注目を集める有福温泉街(2023年4月撮影、江津市で)
ワーケーションの拠点として注目を集める有福温泉街(2023年4月撮影、江津市で)

2日から試験販売

ニーズ探り本格導入検討

 1400年近い歴史がある江津市の有福温泉街で2日から、3湯ある公衆浴場共通の「1日入湯券」が試験販売される。温泉街は近年、ワーケーションの拠点として若者らの注目を集めており、共通券を望む声が上がっていた。期間は来年3月末までで、市は利用者や宿泊施設の声を聞きながら、来年度以降の本格導入を検討する。(佐藤祐理)

 3湯は「御前湯」(定休・火曜)と「早月湯」(同・木曜)、「弥生湯」(同・金曜)。従来は共通の回数券が使われ、料金は1回が中学生以上400円、小学生200円だった。

 1日入湯券の料金は中学生以上600円、小学生は300円。御前湯(営業は午前7時~午後10時)で販売され、番台で24時間の有効期限を書き込んでもらう仕組み。それぞれの営業時間内であれば、日付をまたぎ、何度でも入浴できる。家族風呂は対象外となる。

 同温泉街では、2010年に中心部で大規模火災が発生。13年にも水害に見舞われたほか、経営者らの高齢化もあって宿泊施設が相次いで閉鎖し、一時は3軒まで減少していた。

 一方、近年はワーケーションの普及を機に注目を集め、現在は10軒に増えるなどしている。宿泊客からも「回数券をその都度買うのは面倒だ」「1枚で何回も入れる券があれば」などの声が出ており、市が試験的に導入することにした。

 市商工観光課観光ブランド推進係の中村将貴係長は「有福温泉街は宿の改修などで、様々なお客さんが訪れるようになった。色々なニーズに対応できるように、利便性の向上を図りたい」と話している。

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