維新、旧太陽系を標的にクーデター勃発!? 松浪&東国原氏ら「責任問題が曖昧」

2013.07.31


内部亀裂が表面化しつつある維新。橋下氏はどう動くのか【拡大】

 日本維新の会でクーデターともいえる動きが表面化した。「参院選敗北の責任問題が曖昧だ」として、国会議員団の代表選実施を求める署名集めが始まったのだ。同党内には、石原慎太郎共同代表に近い旧太陽の党系と、橋下徹共同代表を支える大阪維新の会系の対立があるが、この動きは「党内亀裂」をさらに深めることになるのか。

 関係者によると、署名は、松浪健太衆院議員(大阪10区)を中心に始まり、東国原英夫衆院議員(比例近畿)ら10人以上が賛同。20人以上の署名が集まれば、代表選実施の両院議員総会を開催できるという。

 現在、国会議員団の代表は、旧太陽出身で慎太郎氏に近い平沼赳夫氏が務めている。

 維新は、橋下氏の慰安婦発言から、それまでの追い風がピタリと止んだ。慎太郎氏は参院選前、「大迷惑だ」と批判し、橋下氏が「代表をやめればいいのか」と反発する場面も見られた。結果、維新は参院選で目標に届かない8議席だったが、慎太郎氏と橋下氏の続投は決まった。

 松浪氏は投開票翌日の22日、自身のブログに「現在の執行部、とりわけ国会議員団は、維新を躍進させた『ふわっとした民意』を見失っていた」と書き込み、23日の国会議員団役員会でも「誰かが責任を取るべきだ」と主張したが、かき消されたという。

 政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「支援者の『参院選敗北のケジメのつけ方がおかしい』といった声も受け、大阪維新系の松浪氏や東国原氏が動いているのだろう。背景には、旧太陽との合併で『維新が本来と違う方向に進んでいる』という思いもありそうだ。現に、永田町は旧太陽中心に進んでいる。今回、20人の署名が集まるかは微妙。ただ、党内のマグマはたまっている。維新は最終的に3分裂ぐらいしそうだ」と語っている。

 

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