犬猫の殺処分減へ 高松市がクラウドファンディングで寄付募集
高松市は、犬や猫の殺処分を減らし新たな飼い主に譲渡するため、来年度中の完成を目指す新しい収容施設の整備費用をクラウドファンディングで募っています。
高松市によりますと、昨年度、市内の保健所に引き取られた犬と猫、合わせて283匹のうち4割以上にあたる123匹が新たな飼い主が見つからず、殺処分されました。
こうしたことから高松市は、保健所に引き取られた犬や猫を新たな飼い主に譲渡するための施設を市内に整備していて、来年度中の完成を目指しています。
施設は、犬や猫を一時的に収容して、人に慣れさせたり健康管理を行ったりするもので、市は、整備費用の一部をクラウドファンディングで募っています。
去年のクラウドファンディングでは、860万円あまりが集まったということで、ことしは1100万円を目標にしています。
集まった寄付金は、整備費用のほかにも、犬や猫のための消耗品の購入などに使われるということです。
クラウドファンディングは、ふるさと納税の仲介サイト、「ふるさとチョイス」を通じてことし12月末まで受け付けています。
高松市保健所は、「殺処分を少しでも減らし、動物の命を尊重する社会の実現のため、支援をいただきたい」と呼びかけています。