米大統領選 新興SNS利用者急増 マスク氏への不満でX離れか

アメリカ大統領選挙の投開票日前後で、新興SNSの利用者が急増していて、アメリカのメディアは、旧ツイッターのXを所有するイーロン・マスク氏への不満などから、Xを離れた利用者がほかのSNSに流れているとの見方を伝えています。

このうち、新興のSNS「ブルースカイ」は、11月上旬の1週間で300万人以上が利用登録をし、14日には一日でおよそ100万人が登録するなどして、利用者は1650万人以上になったとしています。

ブルースカイはNHKの取材に対し、特にアメリカやカナダなどの利用者が増えているとしたうえで、「ユーザーはオープンで透明性の高いソーシャルネットワークを求めている」とコメントしています。

また、アメリカのIT大手、メタが提供する「スレッズ」の利用者も急増していて、11月に入って、すでに1500万人以上が登録したということです。

アメリカの複数のメディアは、大統領選挙をきっかけに、Xを所有するイーロン・マスク氏への不満などから、一部の利用者がXを離れ、ほかのSNSに流れているとの見方を伝えています。

Xをめぐっては、イギリスの有力紙が「マスク氏が政治的な言説を形づくるのに利用している」などとして、記事の投稿を取りやめるといった動きも出ています。

一方、XのヤッカリーノCEOは13日、「Xの利用は過去最高を記録し、増え続けている。あらゆる関心や政治的な立場、考えを持つすべてのユーザーが、いつでも自由かつ安全に、会話をできる場所だ」とコメントしています。