大手銀行「短期プライムレート」引き上げへ 日銀 追加利上げで

日銀の追加の利上げを受け、大手銀行の間では、変動型の住宅ローン金利などの基準となる「短期プライムレート」の引き上げを決める動きが相次いでいます。また普通預金の金利の引き上げも決めていて、日銀の追加利上げは、家計や企業にも影響を及ぼしそうです。

日銀は先週開いた金融政策決定会合で、追加の利上げを決定し、政策金利を17年ぶりの水準となる、0.5%程度に引き上げました。

これを受けて、大手銀行の間では、短期の貸し出し金利の基準となる「短期プライムレート」の引き上げを決める動きが相次いでいます。

このうち、三菱UFJ銀行とみずほ銀行はいずれも3月3日から、三井住友銀行は3月17日から今の1.625%を、1.875%に引き上げます。

このほか、三井住友信託銀行やりそな銀行も3月からの引き上げを決めています。

これによって今後、変動型の住宅ローン金利や、企業向けの短期融資の金利が上昇する可能性があります。

また各銀行は普通預金の金利の引き上げも決めていて、このうち三菱UFJ銀行とみずほ銀行が3月3日から、三井住友銀行が3月17日から、いずれも今の0.1%を0.2%に引き上げます。

日銀の追加利上げは、家計や企業にも影響を及ぼしそうです。