ハイパーピクトグラムというアクセシビリティプロジェクト
ピクトグラムを機械にも理解させるためのハイパーピクトグラムというアーキテクチャを考えて、その具体的実装としてカタログサイトというものを作っています。夢としては、ここに数万のピクトグラムを掲載し、RDFという技術を使ってメタデータ[1]をつけていきます。
これが形になれば「RDFを知らなくてもRDFを利用できる」ようになるはずなのです。イメージとしては、「クリエイティブコモンズのシールを貼るだけで、グーグル画像検索に反映される」みたいに、ピクトグラム画像のHTMLコードをコピーアンドペーストするだけで「データのウェブ」にリンクされます。
例えば飲食店のホームページに「禁煙」「クレジットカード利用可」「車いす利用可」などのピクトグラムを貼れば、それがグーグルにインデクスされる。そして、あるユーザーが「車いす利用可の飲食店」をグーグルで検索したときにそのお店が出てくるようになる。いわば「次世代SEO(検索エンジン最適化)」のイメージですね。
ピクトグラム画像をウェブページに貼るだけで、すごくセマンティックになる。そういう未来構想です。
というわけで、頑張ります。
いまのところフェンシングのピクトグラムだけで試行錯誤しています。その後、禁煙マーク/喫煙マークや、車椅子マークなども追加していくつもりです。それらのピクトグラムは、schema.org等の既存ボキャブラリーとリンクされる予定です。
現状では、RDFでカスタムボキャブラリーを作ることが課題です。自分でボキャブラリーを作るなんて初めてなので、右も左も分からず大変です。RDF 1.1 PrimerやRDF Schema 1.1を読みながら取り組んでいるのですが、いやはや。
というわけで、RDFについて教えてくださる方を募集してます。どうかお助けください。
情報建築家からは以上です。
[1] データについてのデータ、この場合はピクトグラムについてのデータ