Uint8Array.prototype.setFromHex()

string

Uint8Array に書き込むバイト列をエンコードした 16 進文字列。文字列は次の条件を満たす必要があります。

• 2 文字で 1 バイトをエンコードするため、文字数は偶数である必要があります。
• 0～9 および A～F （大文字と小文字を区別しない）の 16 進文字のみが含まれている必要があります。
• ホワイトスペースが含まれていないこと（Uint8Array.prototype.setFromBase64() とは異なります）。

文字列は、配列が満たされるまでの点までしか読み込まれませんので、その点以降の不正な 16 進構文は無視されます。

次のプロパティが含まれているオブジェクトです。

read

入力文字列から読み込まれた 16 進文字の数。デコードされたデータが配列に収まる場合、これは入力文字列の長さです。そうでない場合、これは配列に収まる完全な 16 進文字の数です。

written

Uint8Array に書き込まれたバイト数。この Uint8Array の byteLength より大きくなることはありません。

SyntaxError

入力文字列に 16 進文字以外の文字が含まれているか、その長さが奇数の場合に発生します。

TypeError

入力文字列が文字列でない場合に発生します。

この例では、16 進文字列を既存の Uint8Array にデコードします。

const uint8Array = new Uint8Array(8);
const result = uint8Array.setFromHex("cafed00d");
console.log(result); // { read: 8, written: 4 }
console.log(uint8Array); // Uint8Array(8) [202, 254, 208, 13, 0, 0, 0, 0]

文字列に配列が保持できるデータ量以上のデータが含まれている場合、メソッドは配列が保持できるバイト数だけ書き込みます。

const uint8Array = new Uint8Array(4);
const result = uint8Array.setFromHex("cafed00d-some random stuff");
console.log(result); // { read: 8, written: 4 }
console.log(uint8Array); // Uint8Array(4) [202, 254, 208, 13]

余分な文字は、たとえそれが不正な文字であっても無視されます。ただし、入力文字列の合計長は偶数でなければなりません。

setFromHex() メソッドは、常に Uint8Array の先頭から書き込みを始めます。配列の途中から書き込む場合は、代わりに TypedArray.prototype.subarray() に書き込むことができます。

const uint8Array = new Uint8Array(8);
// オフセット 2 から書き始める
const result = uint8Array.subarray(2).setFromHex("cafed00d");
console.log(result); // { read: 8, written: 4 }
console.log(uint8Array);
// Uint8Array(8) [0, 0, 202, 254, 208, 13, 0, 0]

• Uint8Array.prototype.setFromHex のポリフィル (core-js)
• es-shims による Uint8Array.prototype.setFromHex のポリフィル
• Uint8Array
• Uint8Array.fromHex()
• Uint8Array.prototype.toHex()
• parseInt()