構成案は以下の通り。

1. python-docs-ja への PR をトリガーとして、CI サービスで PR ビルドを走らせ、決まった場所にビルドしたドキュメントを公開する。
2. そのドキュメントを見て確認ができたら、何らかの方法で承認/却下の判断を記録、次の処理へ伝える。
3. 却下の場合は PR にその旨を表示し処理は終了。PR の改善を行い更新することで「1」の手順を起動する。
4. 承認の場合は PR にその旨を表示し、PR のマージを行い、変更のあった .po ファイルを Transifex へアップロードする。
5. 数日待つとドキュメントが docs.python.org に公開される。

主に課題となるのは、レポジトリの認証まわりになる。

1. PRビルドで作成したドキュメントファイルをどうやってpushするか?
   • 対応策: 秘密鍵をsecretファイルに追加しておく
2. PRおよびPR更新後の承認/却下はどう行う?
   • 対応策: 承認/却下は普段のPRと同じように行う。
   • 対応策: push, PR, PR-Mergeの3パターンで別々の処理を動かす
3. Transifexへのアップロードはどうする?
   • 対応策: 秘密鍵があるのでtxコマンドでアップロード
   • 対応策: git diffで変更があったファイルだけをアップロード

PRビルドをTravis CIという外部のCI/CDサービスで行ったとき、設定してあったsecretが使えない（恐らくsecretが漏れるのを防ぐため）問題に引っ掛かっており、なかなかいい構成方法が思い浮かばなかった。

GitHub Actionが出てきてくれたおかげで一時的なGH_TOKENが扱えるようになり、ビルド後にドキュメントをpython/python-docs-jaのgh-pagesにpushできるようになった。

現在、実装が済んでいるのは、次の機能。

1. PRが出されたときに、そのPRをマージしたソースコードでドキュメントをビルドし、GitHub Pagesに公開する。さらに、PRページドキュメントが公開されている場所のURLをコメントする。
2. PRを閉じたときに、ビルドしたドキュメントを削除する。

次の機能が実装が済んでいない。

3. PRがマージされたときに、ビルドしたドキュメントを削除する。