まだ次世代ゲーム機を
黄色い端子で繋いでいるの?
Xbox 360やプレイステーション3といった次世代ゲーム機が発売されてから、もう1年半~2年半の歳月が過ぎた。720pもしくは1080pといったHD画質で描かれる美麗なグラフィックを武器に、着実にシェアを伸ばしてきている。しかし、大型のハイビジョン液晶テレビが買えないからと次世代ゲーム機の購入に二の足を踏んでいる人も多いのではないだろうか?
あえて言おう! そりゃ、もったいないと!
720p(1280×720ドット)が表示できる液晶なら、PC向け液晶ディスプレイがあるじゃないか! というわけで、5回に渡ってお送りしてきた液晶ディスプレイ特集の最終回である今回は、これまで紹介してきたすべての液晶ディスプレイを検証した上で、ゲームに適した液晶ディスプレイを紹介する。
液晶ディスプレイと各ゲーム機を
どうやって繋げればいいの?
据置型ゲーム機といっても、現行機種ではPS3、Wii、Xbox 360と3機種が発売されているが、ここではHD画質での出力に対応しているPS3とXbox 360を対象にしている。
Xbox 360は純正部品として
D-Sub15ピンケーブルがアリ
Xbox 360ではPC向け液晶ディスプレイとの接続用にD-Sub15ピンを持つケーブルが純正部品として販売されている。1024×768ドットや1280×1024ドットといった、4:3や5:4の比率にも対応しているため、細かいことを考えずにこのケーブルさえあれば、すぐに液晶ディスプレイと接続できるというわけだ。
VGAケーブルを利用して16:9以外の比率に設定している場合、ワイド表示に対応したゲームでは自動的にレターボックスで表示される。しかし、Xbox 360初期に発売された「プロジェクト・ゴッサム・レーシング3」や「Dead or Alive 4」、初代Xboxのソフトでは5:4比率の画面表示に対応していないため、レターボックスでも表示できず、かなり縦長に表示されてしまうという欠点もある。
そのほか、2007年10月より販売開始した「Xbox 360エリート」や、同年11月に発売された「バリューパック」以降の「Xbox 360通常版」、HDDなしの「Xbox 360アーケード」では、HDMI端子が標準搭載されており、HDMIもしくはDVI変換アダプターを利用して接続することもできる。ただし、変換アダプターを利用した場合は音声出力がそのままではできないので、別途音声出力に対応した別売の「Xbox 360 HDMI AVケーブル」(実売5000円)を利用する必要がある。
PS3はHDMIを基本として
DVI変換アダプターで対応する
PS3ではXbox 360のようなD-Sub15ピンをサポートするケーブルは発売されていない。というわけで必然的にHDMIか、前述のDVI変換アダプターを利用することになる。Xbox 360より良い点は、付属のAVケーブルの音声出力がそのまま利用できるので、液晶にスピーカーがないor変換アダプター利用時でも音声出力用に新たにケーブルを買う必要がないことだろう。
その代わり、PS3ではXbox 360のようなPC向けの解像度が設定できないので、きちんと16:9比率でアスペクト比固定拡大表示ができる液晶ディスプレイに接続する必要がある。
それでは、次ページより各カテゴリーに沿った、ゲームに適した液晶ディスプレイを順次紹介していこう。
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