上図にあげたKPIや施策は確かに大切だ。「Webサイトのビジネスインパクトの計測」「増減の原因分析」「施策を定量的に評価すること」を可能にするので、サイトの健康診断として常に把握しておく必要がある。 ただし、これらの考え方だけでは、改善に行き詰ると小川氏は言う。なぜなら、これらの数値だけを見ても、できることは限られているからだ。 一般的な改善施策をすることは重要だが、そこから新しい何かを生み出すことは難しい。施策によって改善できることはあるが、限定的なことも多い(小川氏) これを打破するためには、ユーザーの態度や気持ちを軸において理解する必要がある。ではどうすればいいのか? 以下の質問を考えてみよう。 1人が100回閲覧する場合と20人が5回閲覧する、どちらが良い?興味のない100人と興味のある100人、どちらの方が良い?突発的な購入者と継続的な購入者、どちらの方が良い?3つとも後者の方が