IPアドレスやホスト名から、自身のWebサイトにアクセスしてきたユーザー情報を割り出すためのサービスを5つまとめて紹介する。
自分のWebサイトにアクセスしてきたユーザーの接続元や、メールの送信元を調べるために、IPアドレスを手掛かりに検索する機会は少なからずある。最近だと、Facebookで不明な機器からログインがあった場合にそのIPアドレスがユーザーに通知されるので、Webサイトを所有していない場合でも、IPアドレスを意識する機会は増えている。また「bizmakoto.jp」といったドメインからサーバの所在地などを調べたいケースもあるはずだ。
今回は、IPアドレスから、Webサイトにアクセスしてきたユーザーの接続元などの情報を割り出すためのサービスを5つ紹介する。いずれも操作方法はよく似ており、接続元がGoogleマップで表示されるのも共通だが、出力される情報の種類は少しずつ異なる。また独自の機能を持つサービスも多い。さらにこれらサービスは繰り返しの利用に制限が設けられている場合があるため、複数のサービスを知っておけば、いざというときに併用することで制限を回避しやすくなる利点もある。
メニューから「IPアドレス&所在地検索」を利用して検索する。IPアドレスもしくはホスト名のどちらからも検索が可能。表示されるのはIPアドレス、ホスト名、国名、都市名、AS番号、IPアドレスの範囲、組織名など。検索先のWhoisデータベースをARIN/APNIC/RIPEなどから切り替えられる。スパム登録の有無のチェックやブラックリスト検索といった機能も備える。ブログパーツや各種ブラウザ向けのアドオンも用意している。
メニューから「IP LOOKUP」を選んでIPアドレスから検索する。ホスト名からの検索には非対応。表示されるのはホスト名、プロバイダー名、組織名、国名、緯度および経度、ダイナミックIP/スタティックIPの種別など。ブラックリスト検索の機能もある。また電子メールの送信元をトレースする機能も備える。
メニューから「IP Tracing」を選んで検索する。表示されるのはIPアドレス、ホスト名、国名、都市名、緯度および経度、組織名、プロバイダー名など。IPアドレスおよびホスト名からさらにWhoisで検索でき、サーバの所在地が表示できるほか、Alexaのトラフィックデータも表示できる。電子メールの送信元をトレースする機能も備える。機能ごとに画面が分かれており一覧性は低め。
IPアドレスもしくはホスト名のどちらからも検索できる。表示されるのはIPアドレス、ホスト名、プロバイダー名、組織名、国名、緯度および経度、タイムゾーンなど。全体的に簡素だが1画面にまとまっており概要を手軽に把握するのに向いている。
IPアドレスもしくはホスト名のどちらからも検索できる。表示されるのはIPアドレス、ホスト名、国名、都市名、緯度および経度。地図表示がメインのせいか読み込み速度はやや遅いが、Google Earthで閲覧できるのは他のサイトにない特徴。iPhoneアプリも用意している。
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