伊藤直也さんがはてなを退職し GREE に入社された、というのはショックだった。
ブログ第一世代のひとで、はてなが「技術の」といわれるようになったはじまりのひとで、あと、悩んだりとか勉強したりとか自社サービスについての議論とかを表立ってしていた印象が強くて、なんの面識もない自分がショックをうけるのは、この最後の部分が大きいのだと思う。
気がついたら、はてなには naoya さんも secondlife さんもいなく、ミクシィには mikio さんも kazeburo さんもいなく、ウノウは Zynga Japan になっていた。
ソーシャルゲーム
「ソーシャルゲーム」という言葉をあまりつかいたくないのは、その定義がひとによってまちまちだからだ。あるひとはゲーム外の人間関係をもちこむことを、あるひとはネットワーク上で複数人でやることを、あるひとはカジュアルゲームと呼ぶべきものをさしているように思う。
「オンラインゲームは結局廃人が勝つんだけど、ソーシャルゲームでは N が勝つんだよ」と私にいったひとは「ゲーム外の人間関係をもちこむ」ことをいっていたわけで、N さんは会社の受付のひとでかわいい系の美人。
一方、GREE の田中さんは CEDEC でソーシャルゲームにおける「単純さ」の重要性について
パチンコなんて (ハンドルを) 回すだけ。テレビもボタンを押すだけで面白い。(ソーシャルゲームも) ああいうものでなければ。
といったらしい (ITmedia)。ここまでくると「ソーシャルゲーム」どころか「ゲーム」なのかすら不安になり、これを1年に1度のゲーム開発者のカンファレンスに来ていうのか、というのにちょっとくらくらした。