米軍普天間飛行場の県内移設反対を日米両政府に示す「辺野古への新基地建設と県内移設に
反対する県民大会」(主催・同実行委員会)が8日午後、宜野湾海浜公園屋外劇場と
その周辺で開かれた。
数万人が会場を埋め、共同代表の伊波洋一宜野湾市長や翁長雄志那覇市長、各政党の代表らが
普天間飛行場の早期閉鎖・返還や県外・国外移設を求めた。
実行委はオバマ米大統領来日直前の10、11日にも平野博文官房長官、岡田克也外相、
北沢俊美防衛相、前原誠司沖縄担当相に要請行動を展開する。
実行委は県議会や労働団体、市民団体などを中心に130以上の団体・個人で構成。
伊波市長は「普天間だけでなく、海兵隊全体が沖縄から去るべき時期に来ている。戦後
64年間も米軍基地の負担を押しつけられてきた。もうこれ以上、基地はいらない」と、
移設の
早期実現を訴えた。
各登壇者は鳩山政権の閣僚が普天間の県外移設を困難視し、嘉手納基地への統合案などを
容認する発言が相次いでいることに抗議し、在沖米軍再編の見直しを求めた。
大会では、決議とスローガンを採択。沖縄国際大学3年の塩川恵里奈さんが「米軍基地の
整理・縮小・撤去は県民の願い」とし、「民主党中心の新政権に代わった今、あらためて、
県民の新基地建設ノーの意思を明確に伝える」などとする決議文を読み上げる。
大会スローガンは①日米両政府も認めた「世界で最も危険な普天間基地」の即時閉鎖・
返還②返還後の跡地利用を促進するため、国の責任で環境浄化、経済対策③返還に伴う、
地権者補償、基地従業員の雇用確保を国の責任で行う④日米地位協定の抜本的改定―を
政府に求めている。
沖縄タイムス
---------------------
決議文
私たちは、辺野古への新基地建設と県内移設に反対するために、本日ここに県民大会を
開催し、老いも若きも世代を超えて結集しました。
沖縄県は、先の大戦で地上戦の戦場とされ、戦後は米軍の銃剣とブルドーザーによって、
豊かな県土が奪われ、米軍の占領下に置かれました。
復帰後37年が経過しましたが、今なお、国土面積のわずか0・6%にすぎない小さな島に
全国の米軍専用施設の75%が集中しています。
米軍基地は県土の10.2%、本島の18.4%を占め、米軍犯罪や墜落事故などによって
県民生活が脅かされ、経済発展にも大きな影響を与えています。
米軍基地の整理・縮小・撤去は県民の願いです。
1995年には、10.21県民大会を開催し県民の意思を内外に発信しました。
1997年12月の名護市民投票でも、新基地建設に反対する市民意思が明確に示されました。
昨年7月には、県議会で、辺野古への新基地建設反対が決議されました。
各種の世論調査でも、県民の圧倒的多数が新基地建設反対です。
普天間飛行場の辺野古への移設、新基地建設を米軍再編で合意し、それを強行してきた
旧政権から、民主党中心の新政権に代わった今、あらためて、県民の新基地建設ノーの
意思を明確に伝えるものです。
辺野古海域は、沖縄県が自然環境保全に関する指針で評価ランク1に指定している県民の
宝の海です。
国の天然記念物であるジュゴンをはじめ希少生物をはぐくみ、新たなアオサンゴの
群落が
発見されるなど、世界にも類を見ない生物多様性の豊かな海域です。
この間強行されてきた環境アセスに対する、県環境影響評価審査会の答申も実質「書き直し」を
提起しました。
辺野古への新基地建設は、貴重な自然環境を守る上でも許せるものではありません。
ところが、10月に来日したゲーツ米国防長官は、鳩山首相、北沢防衛大臣と相次いで会談し、
恫喝とも思えるやり方で、辺野古への新基地建設を迫っています。
オバマ米大統領との日米会談に向けて、新政権は、米側の圧力に屈せず、対等な日米交渉で、
県民の声を堂々と主張すべきです。
私たち沖縄県民は、全国の温かい支援にも支えられながら、この13年間、辺野古への
新基地
建設の杭1本打たせませんでした。
世界一危険な普天間基地は1日も早く閉鎖し返還すべきです。
私たちは、138万県民が、安心して暮らせる平和で安全な沖縄にするため、声を大にして
主張します。小さな島・沖縄にこれ以上の基地はいりません。
辺野古への新基地建設と県内移設に反対します!
以上決議します。
大会スローガン
1・日米両政府も認めた「世界で最も危険な普天間基地」の即時閉鎖・返還を求める。
2・返還後の跡地利用を促進するため、国の責任で、環境浄化、経済対策などを求める。
3・返還に伴う、地権者補償、基地従業員の雇用確保を国の責任で行うよう求める。
4・日米地位協定の抜本的改定を求める。
2009年月8日辺野古への新基地建設
と県内移設に反対する県民大会
参加者コメント
新基地造らないで
宮城みちるさん(21) 新基地は造らないでほしい。
沖縄国際大学に入学して改めて基地の騒音はひどいと思った。
数年前、大学にヘリが墜落した。
もし自分がいる時だったら、と思うと怖い。
知事も「県外移設」をはっきり訴えてほしい。
(沖縄市・沖国大3年)
今が撤去チャンス
具志一雄さん(60) 基地を撤去するには、オバマ政権になった今がチャンス。
地元自治会で基地に対する意見が分かれ、抗議行動への参加を非難されたこと
もあり、
平和を語るのは難しいと感じる。だけど、平和を求めるのは間違っていない。
(那覇市、自営業)
初の県民大会参加
三谷和也さん(24) 沖縄に住み始めてまだ1年たたないくらい。
今回初めて県民大会に参加した。どんな雰囲気なのか興味がある。
普天間基地の移設問題については、まだどちらとも言えないが、きょう参加してから
考えていきたい。
(那覇市、会社員)
米国に意思表示を
東江美江子さん(60) 辺野古の座り込み集会に参加した経験があるが、あの海
に
基地を造らせてはいけない。もちろん普天間の閉鎖も必要だ。
政府はしっかり腰を据えて、米国に意思表示してほしい。
戦争につながる基地を将来に残しては駄目。(浦添市、会社員)
被害もうたくさん
嘉陽千恵子さん(66) 大会で日米両政府に県民の意志を伝えなければいけない
と思い
参加した。鳩山首相に「友愛」の精神があるのなら、沖縄の民意に行動でもって応えて
もらいたい。60年以上も基地被害を押しつけられた。もうたくさん。
(沖縄市、保育園園長)
沖縄から声挙げる
久高登さん(73) 政権が変わった今のタイミングで、基地撤去の声を挙げなけ
れば
沖縄から動かないという思いで参加した。
テニアンで幼少時代を過ごし、九死に一生を得た。
戦争に関するものが生活のすぐそばにあることに反対だ。
(うるま市、無職)
沖縄タイムス
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琉球新報・号外は詳細な資料つきです
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「普天間」で最大級、2万人の沖縄県民大会/讀賣
米海兵隊普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)に代替施設を造る現計画や県内移設に反対する県民大会が8日、宜野湾市の海浜公園で開かれた。
約2万1000人(主催者発表)が参加し、「沖縄にこれ以上の基地はいらない」などとする決議を採択。「県外、国外移設」を掲げながら「県内移設」も視野に入れる鳩山内閣に対し、不満の声も上がった。
大会は、鳩山内閣の発足とオバマ米大統領来日(13日)を機に、民主、社民、共産、国民新党などの沖縄関係の国会議員8人と、県議らが立案。「県外移設がベストだが、早期の普天間返還のためには県内移設やむなし」とする自民党は参加せず、公明党は自主参加としたため、超党派による開催とはならなかった。
大会では、宜野湾市の伊波洋一市長が「鳩山首相には、戦後64年間も基地負担を押しつけられてきた沖縄県民が『これ以上の基地はいらない』と思っていることをオバマ大統領に伝えてもらいたい」と主催者代表であいさつ。趣旨に賛同する首長や市民団体代表ら5人が、それぞれ意見表明した。
自公の支援で3度の当選を重ねてきた那覇市の翁長雄志市長は保革の枠を超えて出席。「県民の心は基地の整理、縮小という点で一つになることができる」とし、「(鳩山首相が)県外移設を決断できない場合、沖縄では『友愛』という言葉は封印してもらいたい」と主張した。米空軍嘉手納基地を抱える同県北谷町の野国昌春町長は、岡田外相が同基地への統合案を検討していることに触れ、「(今でも)住民の負担は限界に来ている」と訴えた。
最後に参加者全員の拍手で決議を採択した。
また、訪米中の松沢成文・神奈川県知事が「鳩山政権は現行計画で進めるべき」と発言したことに対し、「沖縄県民の心を踏みにじる言葉だ」と批判の声が上がった。
(2009年11月8日17時16分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091108-OYT1T00567.htm
普天間の県内移設「反対」、沖縄県民大会に2万1千人/朝日
米軍普天間飛行場の沖縄県名護市辺野古への移設計画など、県内移設に反対する県民大会が8日、同県宜野湾市の宜野湾海浜公園であった。主催者発表で約2万1千人が参加。「米軍基地の整理・縮小・撤去は県民の願い」として、県内移設に反対する決議を採択。鳩山政権に対し「米側の圧力に屈せず、県民の声を堂々と主張すべきだ」と訴えた。
県内の民主、社民、共産、国民新や、沖縄社会大衆、そうぞうの各党と労働組合、市民団体などでつくる実行委員会が主催。県政与党の自民、公明両党は政府の方針が明確ではないなどとして参加は見送り、訪米中の仲井真弘多知事も、実行委から求められたメッセージ送付に応じなかった。
ただ、共同代表には民主県連代表の喜納昌吉参院議員らとともに、仲井真知事と歩調を合わせてきた翁長雄志那覇市長が名を連ねた。
翁長市長はまず「私は保守系の政治家だが、保守・革新の枠を飛び越えて一歩を踏み出した。沖縄県民は戦後長い間、米軍基地をはさんで『経済だ、平和だ』と白黒闘争を続けてきた。しかし、本日、県民の心は基地の整理・縮小という一点で一つになることができる。」と述べ、大会出席に至った心境を説明。その上で「民主党は選挙中、県民に県外移設を公約したが、鳩山政権の国会での答弁は、県外(移設)についての検証が全くなされていない。(県内移設で合意した)日米合意の重さについても、県民は、鳩山政権にそれを乗り越える政治力を期待したのだ」と語り、政府に県外移設を進めるよう求めた。
普天間飛行場を抱える宜野湾市の伊波洋一市長は「(普天間飛行場の)返還合意から13年がすぎる今でも、住宅地や市街地の上空を低空で、ジェット戦闘機や米軍ヘリがとびかい、常に墜落事故が起きうる危険な状況が続いている。鳩山首相は『戦後64年間も米軍基地の負担を押しつけられてきた沖縄県民は、もうこれ以上の新基地はいらない』と(来日する)オバマ米大統領に伝えていただきたい」と強い調子で呼びかけた。
普天間飛行場の返還は、95年の少女暴行事件をきっかけに96年に日米が合意した。移設先は当初から沖縄県内とされ、02年に国、県、市が合意した名護市辺野古沖の埋め立て案は住民の反対で頓挫。04年には普天間飛行場に隣接する大学にヘリが墜落する事故も起き、日米両政府は06年に辺野古沿岸を埋め立てる現計画をまとめた。「県外移設」を掲げてきた民主党が政権についたことで、沖縄ではその実現への期待感が高まっている一方、政権の迷走ぶりに反発する声も強まりつつある。
http://www.asahi.com/national/update/1108/SEB200911080002.html
▽沖縄県民大会=2万1千人 「米軍基地の整理・縮小・撤去は県民の願い」を訴え/JCJふらっしゅ
8日、沖縄県宜野湾海浜公園で沖縄県民大会。約2万1千人が結集して、鳩山政権
は「米側の圧力に屈せず、県民の声を堂々と主張すべきだ」と訴えた。実行委員会は、
県内の民主、社民、共産、国民新、沖縄社会大衆、そうぞうの各党、労働組合、市民
団体などで構成。最初から腰砕けの仲井真知事は、県民大会にメッセージを寄せるこ
ともできなかった。だが、知事と歩調を合わせてきた翁長雄志那覇市長は、共同代表
には民主県連代表の喜納昌吉参院議員らとともに名を連ねた。
朝日新聞によると翁長市長は、「私は保守系の政治家だが、保守・革新の枠を飛び
越えて一歩を踏み出した。沖縄県民は戦後長い間、米軍基地をはさんで『経済だ、平
和だ』と白黒闘争を続けてきた。しかし、本日、県民の心は基地の整理・縮小という
一点で一つになることができる。」と述べ、大会出席に至った心境を説明した。その
上で「民主党は選挙中、県民に県外移設を公約したが、鳩山政権の国会での答弁は、
県外(移設)についての検証が全くなされていない。(県内移設で合意した)日米合
意の重さについても、県民は、鳩山政権にそれを乗り越える政治力を期待したのだ」
と語り、政府に県外移設を進めるよう求めた。
沖縄の保守勢力の間にも、ようやく、地球社会から戦争と基地の一掃を高らかに宣
言すべき時代を到来させている地球市民の力強い思いと運動が届き始めている。
アメリカの活動家の間でも、太平洋地域の米軍基地を閉鎖せよとの運動が起きてい
る。
GRANNY PEACE BRIGADE TEACH-IN NOVEMBER 8, 2009
CLOSE U.S. MILITARY BASES in THE PACIFIC(11月1日付:JCJふらっしゅ)
http://archive.mag2.com/0000102032/20091101202743000.html
普天間の県内移設「反対」、沖縄県民大会に2万1千人
http://www.asahi.com/national/update/1108/SEB200911080002.html
公明沖縄県本部、「県外移設の方針に期待」 普天間移設
http://www.asahi.com/politics/update/1104/SEB200911040029.html
在日米軍基地の環境対策に前向き 米国防次官補(朝日新聞)
http://www.asahi.com/politics/update/1107/SEB200911070007.html
11・8沖縄県民集会に連帯する名古屋行動/不戦へのネットワーク ほか
よろしければ、下のマークをクリックして!
反対する県民大会」(主催・同実行委員会)が8日午後、宜野湾海浜公園屋外劇場と
その周辺で開かれた。
数万人が会場を埋め、共同代表の伊波洋一宜野湾市長や翁長雄志那覇市長、各政党の代表らが
普天間飛行場の早期閉鎖・返還や県外・国外移設を求めた。
実行委はオバマ米大統領来日直前の10、11日にも平野博文官房長官、岡田克也外相、
北沢俊美防衛相、前原誠司沖縄担当相に要請行動を展開する。
実行委は県議会や労働団体、市民団体などを中心に130以上の団体・個人で構成。
伊波市長は「普天間だけでなく、海兵隊全体が沖縄から去るべき時期に来ている。戦後
64年間も米軍基地の負担を押しつけられてきた。もうこれ以上、基地はいらない」と、
移設の
早期実現を訴えた。
各登壇者は鳩山政権の閣僚が普天間の県外移設を困難視し、嘉手納基地への統合案などを
容認する発言が相次いでいることに抗議し、在沖米軍再編の見直しを求めた。
大会では、決議とスローガンを採択。沖縄国際大学3年の塩川恵里奈さんが「米軍基地の
整理・縮小・撤去は県民の願い」とし、「民主党中心の新政権に代わった今、あらためて、
県民の新基地建設ノーの意思を明確に伝える」などとする決議文を読み上げる。
大会スローガンは①日米両政府も認めた「世界で最も危険な普天間基地」の即時閉鎖・
返還②返還後の跡地利用を促進するため、国の責任で環境浄化、経済対策③返還に伴う、
地権者補償、基地従業員の雇用確保を国の責任で行う④日米地位協定の抜本的改定―を
政府に求めている。
沖縄タイムス
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決議文
私たちは、辺野古への新基地建設と県内移設に反対するために、本日ここに県民大会を
開催し、老いも若きも世代を超えて結集しました。
沖縄県は、先の大戦で地上戦の戦場とされ、戦後は米軍の銃剣とブルドーザーによって、
豊かな県土が奪われ、米軍の占領下に置かれました。
復帰後37年が経過しましたが、今なお、国土面積のわずか0・6%にすぎない小さな島に
全国の米軍専用施設の75%が集中しています。
米軍基地は県土の10.2%、本島の18.4%を占め、米軍犯罪や墜落事故などによって
県民生活が脅かされ、経済発展にも大きな影響を与えています。
米軍基地の整理・縮小・撤去は県民の願いです。
1995年には、10.21県民大会を開催し県民の意思を内外に発信しました。
1997年12月の名護市民投票でも、新基地建設に反対する市民意思が明確に示されました。
昨年7月には、県議会で、辺野古への新基地建設反対が決議されました。
各種の世論調査でも、県民の圧倒的多数が新基地建設反対です。
普天間飛行場の辺野古への移設、新基地建設を米軍再編で合意し、それを強行してきた
旧政権から、民主党中心の新政権に代わった今、あらためて、県民の新基地建設ノーの
意思を明確に伝えるものです。
辺野古海域は、沖縄県が自然環境保全に関する指針で評価ランク1に指定している県民の
宝の海です。
国の天然記念物であるジュゴンをはじめ希少生物をはぐくみ、新たなアオサンゴの
群落が
発見されるなど、世界にも類を見ない生物多様性の豊かな海域です。
この間強行されてきた環境アセスに対する、県環境影響評価審査会の答申も実質「書き直し」を
提起しました。
辺野古への新基地建設は、貴重な自然環境を守る上でも許せるものではありません。
ところが、10月に来日したゲーツ米国防長官は、鳩山首相、北沢防衛大臣と相次いで会談し、
恫喝とも思えるやり方で、辺野古への新基地建設を迫っています。
オバマ米大統領との日米会談に向けて、新政権は、米側の圧力に屈せず、対等な日米交渉で、
県民の声を堂々と主張すべきです。
私たち沖縄県民は、全国の温かい支援にも支えられながら、この13年間、辺野古への
新基地
建設の杭1本打たせませんでした。
世界一危険な普天間基地は1日も早く閉鎖し返還すべきです。
私たちは、138万県民が、安心して暮らせる平和で安全な沖縄にするため、声を大にして
主張します。小さな島・沖縄にこれ以上の基地はいりません。
辺野古への新基地建設と県内移設に反対します!
以上決議します。
大会スローガン
1・日米両政府も認めた「世界で最も危険な普天間基地」の即時閉鎖・返還を求める。
2・返還後の跡地利用を促進するため、国の責任で、環境浄化、経済対策などを求める。
3・返還に伴う、地権者補償、基地従業員の雇用確保を国の責任で行うよう求める。
4・日米地位協定の抜本的改定を求める。
2009年月8日辺野古への新基地建設
と県内移設に反対する県民大会
参加者コメント
新基地造らないで
宮城みちるさん(21) 新基地は造らないでほしい。
沖縄国際大学に入学して改めて基地の騒音はひどいと思った。
数年前、大学にヘリが墜落した。
もし自分がいる時だったら、と思うと怖い。
知事も「県外移設」をはっきり訴えてほしい。
(沖縄市・沖国大3年)
今が撤去チャンス
具志一雄さん(60) 基地を撤去するには、オバマ政権になった今がチャンス。
地元自治会で基地に対する意見が分かれ、抗議行動への参加を非難されたこと
もあり、
平和を語るのは難しいと感じる。だけど、平和を求めるのは間違っていない。
(那覇市、自営業)
初の県民大会参加
三谷和也さん(24) 沖縄に住み始めてまだ1年たたないくらい。
今回初めて県民大会に参加した。どんな雰囲気なのか興味がある。
普天間基地の移設問題については、まだどちらとも言えないが、きょう参加してから
考えていきたい。
(那覇市、会社員)
米国に意思表示を
東江美江子さん(60) 辺野古の座り込み集会に参加した経験があるが、あの海
に
基地を造らせてはいけない。もちろん普天間の閉鎖も必要だ。
政府はしっかり腰を据えて、米国に意思表示してほしい。
戦争につながる基地を将来に残しては駄目。(浦添市、会社員)
被害もうたくさん
嘉陽千恵子さん(66) 大会で日米両政府に県民の意志を伝えなければいけない
と思い
参加した。鳩山首相に「友愛」の精神があるのなら、沖縄の民意に行動でもって応えて
もらいたい。60年以上も基地被害を押しつけられた。もうたくさん。
(沖縄市、保育園園長)
沖縄から声挙げる
久高登さん(73) 政権が変わった今のタイミングで、基地撤去の声を挙げなけ
れば
沖縄から動かないという思いで参加した。
テニアンで幼少時代を過ごし、九死に一生を得た。
戦争に関するものが生活のすぐそばにあることに反対だ。
(うるま市、無職)
沖縄タイムス
----------------------------------------
琉球新報・号外は詳細な資料つきです
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「普天間」で最大級、2万人の沖縄県民大会/讀賣
米海兵隊普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)に代替施設を造る現計画や県内移設に反対する県民大会が8日、宜野湾市の海浜公園で開かれた。
約2万1000人(主催者発表)が参加し、「沖縄にこれ以上の基地はいらない」などとする決議を採択。「県外、国外移設」を掲げながら「県内移設」も視野に入れる鳩山内閣に対し、不満の声も上がった。
大会は、鳩山内閣の発足とオバマ米大統領来日(13日)を機に、民主、社民、共産、国民新党などの沖縄関係の国会議員8人と、県議らが立案。「県外移設がベストだが、早期の普天間返還のためには県内移設やむなし」とする自民党は参加せず、公明党は自主参加としたため、超党派による開催とはならなかった。
大会では、宜野湾市の伊波洋一市長が「鳩山首相には、戦後64年間も基地負担を押しつけられてきた沖縄県民が『これ以上の基地はいらない』と思っていることをオバマ大統領に伝えてもらいたい」と主催者代表であいさつ。趣旨に賛同する首長や市民団体代表ら5人が、それぞれ意見表明した。
自公の支援で3度の当選を重ねてきた那覇市の翁長雄志市長は保革の枠を超えて出席。「県民の心は基地の整理、縮小という点で一つになることができる」とし、「(鳩山首相が)県外移設を決断できない場合、沖縄では『友愛』という言葉は封印してもらいたい」と主張した。米空軍嘉手納基地を抱える同県北谷町の野国昌春町長は、岡田外相が同基地への統合案を検討していることに触れ、「(今でも)住民の負担は限界に来ている」と訴えた。
最後に参加者全員の拍手で決議を採択した。
また、訪米中の松沢成文・神奈川県知事が「鳩山政権は現行計画で進めるべき」と発言したことに対し、「沖縄県民の心を踏みにじる言葉だ」と批判の声が上がった。
(2009年11月8日17時16分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091108-OYT1T00567.htm
普天間の県内移設「反対」、沖縄県民大会に2万1千人/朝日
米軍普天間飛行場の沖縄県名護市辺野古への移設計画など、県内移設に反対する県民大会が8日、同県宜野湾市の宜野湾海浜公園であった。主催者発表で約2万1千人が参加。「米軍基地の整理・縮小・撤去は県民の願い」として、県内移設に反対する決議を採択。鳩山政権に対し「米側の圧力に屈せず、県民の声を堂々と主張すべきだ」と訴えた。
県内の民主、社民、共産、国民新や、沖縄社会大衆、そうぞうの各党と労働組合、市民団体などでつくる実行委員会が主催。県政与党の自民、公明両党は政府の方針が明確ではないなどとして参加は見送り、訪米中の仲井真弘多知事も、実行委から求められたメッセージ送付に応じなかった。
ただ、共同代表には民主県連代表の喜納昌吉参院議員らとともに、仲井真知事と歩調を合わせてきた翁長雄志那覇市長が名を連ねた。
翁長市長はまず「私は保守系の政治家だが、保守・革新の枠を飛び越えて一歩を踏み出した。沖縄県民は戦後長い間、米軍基地をはさんで『経済だ、平和だ』と白黒闘争を続けてきた。しかし、本日、県民の心は基地の整理・縮小という一点で一つになることができる。」と述べ、大会出席に至った心境を説明。その上で「民主党は選挙中、県民に県外移設を公約したが、鳩山政権の国会での答弁は、県外(移設)についての検証が全くなされていない。(県内移設で合意した)日米合意の重さについても、県民は、鳩山政権にそれを乗り越える政治力を期待したのだ」と語り、政府に県外移設を進めるよう求めた。
普天間飛行場を抱える宜野湾市の伊波洋一市長は「(普天間飛行場の)返還合意から13年がすぎる今でも、住宅地や市街地の上空を低空で、ジェット戦闘機や米軍ヘリがとびかい、常に墜落事故が起きうる危険な状況が続いている。鳩山首相は『戦後64年間も米軍基地の負担を押しつけられてきた沖縄県民は、もうこれ以上の新基地はいらない』と(来日する)オバマ米大統領に伝えていただきたい」と強い調子で呼びかけた。
普天間飛行場の返還は、95年の少女暴行事件をきっかけに96年に日米が合意した。移設先は当初から沖縄県内とされ、02年に国、県、市が合意した名護市辺野古沖の埋め立て案は住民の反対で頓挫。04年には普天間飛行場に隣接する大学にヘリが墜落する事故も起き、日米両政府は06年に辺野古沿岸を埋め立てる現計画をまとめた。「県外移設」を掲げてきた民主党が政権についたことで、沖縄ではその実現への期待感が高まっている一方、政権の迷走ぶりに反発する声も強まりつつある。
http://www.asahi.com/national/update/1108/SEB200911080002.html
▽沖縄県民大会=2万1千人 「米軍基地の整理・縮小・撤去は県民の願い」を訴え/JCJふらっしゅ
8日、沖縄県宜野湾海浜公園で沖縄県民大会。約2万1千人が結集して、鳩山政権
は「米側の圧力に屈せず、県民の声を堂々と主張すべきだ」と訴えた。実行委員会は、
県内の民主、社民、共産、国民新、沖縄社会大衆、そうぞうの各党、労働組合、市民
団体などで構成。最初から腰砕けの仲井真知事は、県民大会にメッセージを寄せるこ
ともできなかった。だが、知事と歩調を合わせてきた翁長雄志那覇市長は、共同代表
には民主県連代表の喜納昌吉参院議員らとともに名を連ねた。
朝日新聞によると翁長市長は、「私は保守系の政治家だが、保守・革新の枠を飛び
越えて一歩を踏み出した。沖縄県民は戦後長い間、米軍基地をはさんで『経済だ、平
和だ』と白黒闘争を続けてきた。しかし、本日、県民の心は基地の整理・縮小という
一点で一つになることができる。」と述べ、大会出席に至った心境を説明した。その
上で「民主党は選挙中、県民に県外移設を公約したが、鳩山政権の国会での答弁は、
県外(移設)についての検証が全くなされていない。(県内移設で合意した)日米合
意の重さについても、県民は、鳩山政権にそれを乗り越える政治力を期待したのだ」
と語り、政府に県外移設を進めるよう求めた。
沖縄の保守勢力の間にも、ようやく、地球社会から戦争と基地の一掃を高らかに宣
言すべき時代を到来させている地球市民の力強い思いと運動が届き始めている。
アメリカの活動家の間でも、太平洋地域の米軍基地を閉鎖せよとの運動が起きてい
る。
GRANNY PEACE BRIGADE TEACH-IN NOVEMBER 8, 2009
CLOSE U.S. MILITARY BASES in THE PACIFIC(11月1日付:JCJふらっしゅ)
http://archive.mag2.com/0000102032/20091101202743000.html
普天間の県内移設「反対」、沖縄県民大会に2万1千人
http://www.asahi.com/national/update/1108/SEB200911080002.html
公明沖縄県本部、「県外移設の方針に期待」 普天間移設
http://www.asahi.com/politics/update/1104/SEB200911040029.html
在日米軍基地の環境対策に前向き 米国防次官補(朝日新聞)
http://www.asahi.com/politics/update/1107/SEB200911070007.html
11・8沖縄県民集会に連帯する名古屋行動/不戦へのネットワーク ほか
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『人よりコンクリート』の自民が土建屋と塗れ落ち葉して、無理矢理『機動力の遠隔操作』を目指す再編米国軍を引き留めた。
ソレがV字滑走路。
日米の民主党は共に既得権益が敵で、旧政権の政策を引き受けたなら財政難に直面するだけ。
金融マフィアや軍産エネルギー複合体や経団連や自民党が、庶民を追い詰めて戦争やノイローゼや自殺で死なせて行く。
ソレを止めよう!
今!