中山信弘「著作権法」
先週入手して、ようやく少しずつ読んでいるのだけど、おもしろすぎる。僕の大学の先生なんかバッサバッサ切られている*1。著作権法の教科書では少なかったことだが、他の学説について記述し「妥当でない」として喝破するスタイルが、殺伐とした刑法の教科書類の世界を想起させる。従来の教科書類の何が問題だったのか、これを読めば分かる事も多いだろう。お薦め。
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- 作者: 中山信弘
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2007/10/15
- メディア: 単行本
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フリーソフトウェアとかクリエイティヴ・コモンズといった単語が何の説明もなく登場するのも、最新動向をふまえた議論が出来ている証左だろう。
*1:ああ、こんなこと書いてたら破門ですヨ破門。まあ「ああ、この記述は軽率でした」とか言って直されてしまいそうだけど。