サム・フリークスの場内BGMのプレイリストをサム・フリークス Sの最新版に更新いたしました。『スリープウォーク・ウィズ・ミー』のエンディング曲はメイツ・オブ・ステイトの「Now」なんだけど、サブスク未配信なのが残念。『スリープウォーク・ウィズ・ミー』にも出演しているラウドン・ウェインライト三世の「Unhappy Anniversary」はチャーリー・ブリスの最新作『Forever』にも多大な影響を与えている楽曲なので両者を繋げてみました。
■
ドーチーの新曲「Anxiety」、懐かしのゴティエ(&キンブラ)の「Somebody That I Used Know」ネタじゃないすか。ゴティエが活動休止している間に時代が一回りしてしまった。ドーチーの歌声も心なしかキンブラ風。
■
そんなR.E.M.オタクであるアダム・スコットが現在主演中のTVシリーズ『セヴェランス』(ベン・スティラーが半数以上のエピソードを監督)はディストピアSFとして出色の出来だけれども、クリストファー・ウォーケンが出演していて「ナタリー・ウッド」さんが製作スタッフにいるせいで、エンドクレジットを見るたびに本編とは無関係にゾワゾワしてしまう(ウォーケンは女優のナタリー・ウッド水死事件と関わりがあるので)。
■
25 yrs ago I was an extra in R.E.M.’s “Drive” video but had never been able to locate myself in it, despite Zapruder-level analysis. Thanks to
— Adam Scott (@mradamscott) 2018年5月4日
sharp-eyed RU TALKIN’ R.E.M. RE: ME? listeners, that long national nightmare is over... pic.twitter.com/WSQaG5PZ8L
R.E.M.の大ファンである俳優といえばアダム・スコットもいるわけだが(彼が選曲したR.E.M.の名曲10選は、いきなり「R.E.M.人生講座」で始まって、しかも全キャリアから万遍なく選んでいるのでマジで愛がある&超ガチなファンであることが分かる)、彼は俳優になる以前の時点でR.E.M.の「Drive」のPVに出演していたから、相当に早い段階で「成功したオタク」だったんだよな。
■
俳優のマイケル・シャノン(とジェイソン・ナードゥシー)が続けているR.E.M.のトリビュート・ライヴにおいて、R.E.M.の4人のメンバーの再集結が実現。ファン冥利に尽きるというか、マイケル・シャノンは「成功したオタク」界の頂点って感じだな。
■
映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』におけるティモシー・シャラメの演技/歌が凄いのは誰でも一見しただけで分かると思うんだが、それ以上にエドワード・ノートンのピート・シーガーへの憑依っぷりがマジで凄い。ピート・シーガーを知らない人には何が凄いのか伝わらなさそうなほど超自然に演じていて本当に素晴らしいと思う。
劇中でジョニー・キャッシュがいい役どころで登場するのは、監督のジェームズ・マンゴールドの過去作で、キャッシュの伝記映画である『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』との繋がりを意識させる(キャッシュがアメリカ空軍に所属していたことにこだわっていたのが伝わってくる台詞も出てくる)。
あと、ボブ・ディランが序盤からずっとバイクに乗っているので、要するに「この戦争が終わったら俺、結婚するんだ」と言い続けている感じというか、後年の彼のバイク事故を暗示するかのような不穏な予感が全編を通して漂っているのが印象的だった。