まるで恐竜の骨組みのような外観で、その大きさからは想像がつかないような滑らかな動きで移動できる巨大な作品、「砂浜生物」が展示されている展覧会が話題となっています。公式サイトで見ることができる動画はインパクト大! 本当に生きていると思えるくらいです。
-Theo Jansen- テオ・ヤンセン展 公式HP
BMWのコマーシャルでも使用されたことのあるこの巨大な「生物」は、プラスチックのパイプやビニールが複雑に組み合わせられ、風を受けることでまるで生き物であるかのように動く美術作品です。作者のテオ・ヤンセン氏はオランダ人のアーティストで、現在行われている作品展がアジア初の展示会なのだそう。動きが独特な作品であるためか、実際にお客さんが動かしてみることが可能な作品も展示されています。
公式サイトによれば、テオ・ヤンセン氏の究極の願いは「この動物たちの群れを浜辺に放すこと」。動画を見ていると、本当に砂浜の上をこんな生き物が走り回っていたら……なんて想像してしまいそうです。
作品展は東京・日比谷の日比谷パティオで、4月12日まで開催中。展示期間中の土・日・祝日には、「生物」の1つ、「アニマリス・モデュラリウス」が実際に歩行するところが見られるデモンストレーションが行われています。この3連休に、「生物」が動くのを目の当たりにしてみてはいかがでしょうか。