2014年5月15日、App Storeの売上ランキングで首位を長い間継続していた「パズル&ドラゴンズ」が、「モンスターストライク」「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」に、一時的ながらもその座を譲るという出来事があった。両アプリが首位を獲得した背景と、パズル&ドラゴンズの動向について確認してみよう。

iPhoneとiPadでパズル&ドラゴンズを抜いたゲームアプリ

 国内のアプリマーケットでは、ガンホー・オンライン・エンタテイメント(以下、ガンホー)の「パズル&ドラゴンズ」が2012年に登場して以降、長きにわたって売上ランキングで首位の座を記録している。だが近頃は、他のゲームの伸びや、パズル&ドラゴンズ自体の売り上げの伸びが落ち着いたことなどから、「パズル&ドラゴンズがピークアウトしつつあるのではないか」との声も聞かれるようになった。

 そして5月15日、アプリマーケット界隈を大きく騒がす出来事が起きた。App StoreのiPhoneトップセールスにおいて、ミクシィの「モンスターストライク」が首位に立ち、パズル&ドラゴンズが2位に落ちていたのである(写真1)。

写真1●2014年5月15日時点における、App StoreのiPhoneトップセールスランキング
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写真1●2014年5月15日時点における、App StoreのiPadトップセールスランキング
写真1●2014年5月15日時点における、App StoreのiPhoneトップセールスランキング(上)とiPadトップセールスランキング(下)
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 驚きをもたらしたのはそれだけではない。同じく同日、App StoreのiPadトップセールスで、「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」(ブシロード/KLab)が首位を記録。こちらもパズル&ドラゴンズが2位となっており、iPhoneとiPadで同時に首位を譲る形となったのだ。