写真1●日本アバイア ソリューション・マーケティング本部の能地將博ソリューション マーケティング シニアマネージャー
写真1●日本アバイア ソリューション・マーケティング本部の能地將博ソリューション マーケティング シニアマネージャー
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写真2●営業マンが外出先の喫茶店からUCを活用して,効率良く仕事をするシチュエーションを実演
写真2●営業マンが外出先の喫茶店からUCを活用して,効率良く仕事をするシチュエーションを実演
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 日本アバイアは2009年3月27日,ユニファイド・コミュニケーション(UC)製品の新版提供に合わせて記者説明会を開催した。

 同社ソリューション・マーケティング本部の能地將博ソリューション マーケティング シニアマネージャー(写真1)は,「UCのメリットとしてこれまでは経費削減や生産性向上といった点を中心に訴求してきた。だがUCのメリットはそれだけではない。実際に使うエンド・ユーザーにとって“あってよかった”“便利”“楽”と感じるライフハック・ツールである」と説明。シチュエーションごとに寸劇を交えつつ,これまであまり紹介されてこなかったUCのメリットを紹介した。

 例えば営業マンが,取引先からの質問に対して外出先から回答しているシチュエーションを実演した(写真2)。営業マンだけでは答えられない社内にいるSEに確認する必要がある質問が出た場合に,ノートPCからソフトフォンのプレゼンス機能を使って在席しているSEをチェックする。そして在席中だったら携帯電話から連絡を取り,SEを巻き込んで3者会議を開催する様子を披露した。「ちょっとした使い方だが,実際に利用するユーザーにとって効率よく仕事ができる環境をもたらす」(能地シニアマネージャー)と,メリットを強調した。

 携帯電話からUC機能を使って社外に通話する際は,一度社内のPBXを経由してから外線発信する仕組みとなっている。「そのため携帯電話から発信しても,相手には会社の固定電話番号が通知され,通信費も抑えられる。状況に応じて携帯電話とソフトフォンを柔軟に使い分けられる点がポイント。外出先でソフトフォンを使って通話しても怪しい目で見られてしまう」(能地シニアマネージャー)。

 同日から提供を開始したUC製品は,ブラウザから利用できるソフトフォンである「Avaya one-X Portal 1.1」(関連記事),プレゼンス機能付きのソフトフォン「Avaya one-X Commnicator 1.0」,iPhone 3GやWindows Mobile端末用のUCクライアント「Avaya one-X Mobile 1.1」(関連記事)の3製品。いずれも同社のUC製品を組み合わせたパッケージ「Avaya Unified Communications Standard Edition」に含まれており,1ユーザー当たりの参考価格は50米ドルとなっている。